日記

日記197 世界で株価下落。日本はどうなる?

世界で株価が下がっていることが報道されています。FRBのバーナンキ議長はQE3の縮小を盛んにほのめかしていますが、時期は9月の会議以降始まるらしいとのこと。終了も来年のよう。でもバーナンキさんの任期は来年1月までなのでQE3の終了までいないのに縮小、終了を言うのはなんかきな臭いです。

今朝のNHKのワールドウェブモーニングで、米国の著名な投資家ジム・ロジャーズのインタビューを放送していました。彼は、「お札を刷るだけ刷るというアベノミクスは良くないし、失敗するだろう。なぜならそれ以外のこと、例えば少子化対策など日本が抱える課題解決の方策を何一つ提起していない。賃金が上がるはずもない」というようなことを応えていました。少子化対策のためには日本は移民を受け入れなければならないが、国民が納得しないだろうとも言っています。しかし彼は、安倍さんが自民党総裁になって大胆な金融緩和を言い出したときに、すぐに日本株へ投資し、すでに5月には全て売ってしまていることも話しています。売った後にアベノミクスは成功しないとインタビューで応えだしているので、儲けるだけ儲けて、今度は日本株が暴落することを狙っている様なものです。

しかしフィナンシャルタイムスも、「世界の金融システムは次の危機を待っている」と報じていることからみても、危機は儲けのチャンスでもあることがわかります。アベノミクスで刷りだされたお金が世界に回り、世界の金融市場の好評をかっています。何か世界の金融界に振り回されて結局は日本崩壊を誘導しているようなアベノミクスです。

でもこれは本気でが仕掛けているのかもしれません。なぜなら日本は国内の政策転換を政治の力でやることができない国だからです。高度経済成長期もバブルの時もその後も、経済大国になって得たその富を使って安定した社会システムづくりができたのに、そうしてきませんでした。政策転換できなかったのです。民主党政権が最後のチャンスだったかもしれませんが、よってたかって潰してしまいました。政治が企業や国民に負担を頼んで国づくりをすることができません。だったらいっそのこと行き着く所まで行かないとこの国は変わらない。つまり内部改革では無理、外圧でないとと考えて不思議ではありません。

2013-06-25 | Posted in 日記No Comments » 
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