2013-05

日記191 ユニフォームは来たものの。

昨日のサッカー日本代表の対ブルガリア戦、結果は完敗だった。しかし内容はそんなに悲観することもない。むしろ負けたことで本番のオーストラリア戦に良い影響を及ぼすはずだ。さて豊田スタジアムのピッチで代表が着ていた同じユニフォームが届いた。それがこれ。今度は背番号9。昨日の試合では出ていなかった代表では岡崎の番号だ。

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日記184で書いたように、このユニフォームを着て国立競技場のピッチに立つはずだった。韓国国会議員チームとの第8回の親善試合の開催である。ところがところが、突然、またも試合が延期になったのだ。つまり議員諸氏の訪日取りやめである。理由は説明されていないが、恐らく靖国への集団参拝や安倍総理、高市議員、とどめは橋下市長の発言にあるだろうことは簡単に想像がつく。

隣同士の国なのになぜもこうもうまく行かないのだろう。もちろん責任は、国際感覚の麻痺した復古主義の政治家の行動や発言にあるのだが・・・。

また使わないユニフォームが我が事務所の壁飾りとなった。

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2013-05-31 | Posted in 日記No Comments » 

 

読売新聞へ。

原発や金融緩和などの自民党政策寄りの論調が目立つ読売新聞だが、今朝は「民主 またバラマキ」?の見出しで、民主党の政策を非難した。

そのバラマキとして指摘する民主党政策の最初に、一昨日提出した自治体の非正規職員への手当支給を可能とする「地方自治法改正案」をあげている。あげくに「選挙で自治労の協力を得るためだ」と書かれたのでは、情けなく、声も出ない。どうしても読売は政局にしたいらしい。

記事を読むだろう全国数十万の非正規労働者はどんな思いをするだろうか。そのことにも記者や編集者は思いをめぐらして欲しいものだが。

自治労を含む公務員労働団体がこのことに積極的に取り組むのは、官製ワーキングプアと呼ばれ厳しい労働環境に放置されたままの多くの人々の声なき声があるからだ。仮に法案が成立しても自治体が条令を整備しなければ、手当は支給できない。派遣や非正規を雇用の調整弁や安価の労働力として増やし続ける私企業と同じように、全国の自治体もその目的で非正規を増やしてきた。しかし私企業の非正規の場合は、パート労働法や雇用契約法などの整備により、法的には正規職員との均衡等の考えが確立している。しかし自治体の非正規にはこれらの法律は非適用とされ、法の考えを享受することができない。

こんな状況を放置したままでいいのだろうか。良くないに決まっている。むしろ公の機関だからこそ人間の尊厳を大事にした働き方を押し進める義務があるのではないか。これこそが社会正義ではないか。

これをバラマキ政策と論じる読売の姿勢は看過できない。加えて選挙目当ての政策と指摘されては読売の報道方針に「社会正義」はあるのかと問いたい。長いこと放置され続けてきた人々の苦痛の声は、「少しでも良くなるならば、早く改善して欲しい」と切羽詰まっている。その声に応えようと野党の足並みが揃っただけだ。これが1年前だったらこうはいかなかっただろう。それだけ官製ワーキングプアの問題が国会の中に浸透したのだ。

本質を見抜き、社会正義を後押しするマスコミであって欲しい。何でもかんでも政局にするのはもううんざりだ。

 

2013-05-30 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記190 不安度の上昇

昨日アフガニスタンの西の都市ジャララバードにある施設が反政府軍に攻撃されました。なんと攻撃されたその施設は国際赤十字の施設。普通だったら人権団体のこんな施設は攻撃の対象外のはず。そこを攻撃したことにアフガニスタン情勢の深刻さが明らかになりました。テロとの戦争でのタリバン掃討作戦を実行したアメリカの失敗がイラクと同様に明らかになりつつあります。これらの戦争はアメリカ経済を疲弊させ、経済にも影響与えています。バブルのようなアメリカの景気が気になります。

そんな中で、今度はECB(欧州中央銀行)が銀行倒産のリスクが高まりつつあると警告を発しています。ヨーロッパの銀行はまだリーマンショックのダメージから回復していない中での、景気後退と失業者増という厳しい局面のようです。緊縮財政に喘ぐラテン系の国々と一人勝ちのドイツとの関係も危ぶまれます。緊縮やめるという国もではじめました。

中国も国内格差がそろそろ容認できないレベルと思ったか、意図的に成長を落とし、格差是正の内需政策に舵をきっているようです。

こんな不安度上昇の世界の中で、アベノミクスの不安度も上がるのは当然です。

 

2013-05-30 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記189 米国も長期金利上昇しました。バブルの様相ですね。

ニューヨーク債券市場で長期国債相場が大幅に下落。2012年4月6日以来の約1年2カ月ぶりの高水準の1.75%を付けた。米景気の回復が原因とのことだが、ちょっと心配にもなる。日本も次元の違う金融緩和で日銀が国債を買っているが、その分投資家に回る国債は少なくなるため、市場のちょっとした動きで国債金利は上下する。これが最近の乱高下の原因の一つだが、トレンドは上昇傾向にある。

アメリカも日本も同じで、財政は厳しい。そんな中での長期金利上昇はシビアにならざるを得ない。しかし景気回復が裏付けになっての上昇だから楽観の向きもある。アメリカでは住宅市場が持ち直し、景気回復の原因のようだが、3月の全米20都市の住宅価格指数が前年同月比10.9%の大幅上昇で、5月の消費者信頼感指数は08年2月以来、5年3カ月ぶりの高水準(NIKKEI報道)ときけばまたバブルかと思いたくなる。

市場原理主義の金融市場はバブルが崩壊するたびに、金融緩和を繰り返しバブルを誘発してきて生き延びてきた。今度もまたそうだ。日本もアベノミクスで着々と世界の荒波に飲み込まれつつあるようなきがしてならない。

 

2013-05-29 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記188 泥沼化するイラクから見えるもの

昨日夕方、イラクのバクダットで大規模なテロ事件が起きた。シーア派を狙ったもののようで50人以上の犠牲者がでた模様だ。イラクでは、今年になってテロが増加し、BBCは2006、2007年の頃にもどったようと伝えている。

ブッシュのテロとの戦争で始まった今世紀。そのアメリカ覇権の衰えに比例して、アメリカが力で押さえ込んだ国々では治安の悪化が際立ってきた。世界は「アメリカ以後」に向かって動いているようだ。冷戦が終了し、アメリカ覇権できた世界だが、そのアメリカの財政悪化と合わせて、ドルの信頼低下、各国に展開していた米軍の撤退(特にイラク)などこれまで普通だったシステムが変わり始めている。

FRBは年内にも金融緩和の見直しを行うかもしれない。1周遅れの日本が規格外の金融緩和に踏み切ったことで日本のお金が世界に還流しだしたこともあり、まずは自国の金融バブルを気にしだしたのだろう。EUにおいても経済でのドイツのヨーロッパ占領を良く思わない国は、特に概して陽気なラテン系の国に多い。EUも先行き不透明感が払拭されていない。

ドルの暴落が先か、日本の長期金利上昇による破綻が先か、最悪の事態に向かって歩み始めている気がしてならない。アベノミクスが吉と出るか凶と出るか。答えはそう遠くないかもしれない。

2013-05-28 | Posted in 日記No Comments »