2013-04

日記181 山口県補選の敗北

今年の連休は、真ん中にずっぽりとウイークデイが挟まってしまって、大型とはいきませんが、皆さんいかがお過ごしでしょう。昨日までの連休前半の東京は凄く良い天気でした。今朝も清々しいですね。これから雨のようですが・・・。

さてそんな連休中の今週の日曜日。注目された山口県参議院補選の投票日でした。山口県の皆さんお疲れさまでした。民主党推薦候補の平岡前衆議は残念ながらダブルスコアで自民党候補に負けました。投票率はなんと3割台というとんでもない低さ。

昨日、その平岡さんからお礼の電話がありました。平岡さんには、非正規問題のPTの座長を引き受けていただくなどいろいろとお世話になっていましたし、リベラルを標榜する議員の代表的存在でもありました。
話の中で、出口調査によると無党派層の5割以上が平岡支持だったそうです。安倍さんのお膝元の選挙なので、この投票率の低さと無党派層の動きは少なからず総理にとってはショックだと思います。

私は個人的に安倍内閣を頓珍漢内閣と言っています。先日本コラムで産業競争力会議の竹中さんの考えやそれを受けての猪瀬都知事の考えを、時代錯誤の頓珍漢な政治としました。その大本の安倍内閣の動きも、集団的自衛権や憲法改正の動き、はたまた歴史観や靖国参拝をめぐる日韓、日中との関係をめぐって、顔色をうかがい良かれと思ってしたことが、とうの親分、米国からあまりはしゃぐなと釘を刺される始末ですし、ロシア訪問もプーチンとの個人的関係を築くためといって出発しましたが、米国との関係しだいではまた釘をさされるでしょう。

竹中さんを使って市場原理主義的正策を進めるのは、小泉さんの様な変わった政治家であればわかりますが、安倍さんのような伝統的保守政治とは路線が違います。また自由を標榜する市場原理主義派であれば、黒田総裁のような制限のない金融緩和策とは一線を画すはず。
結果的に金融緩和で日本の溢れ出したお金が、お金がなくて困っていた米国FRBやIMFに多量に流れ込んで、世界の市場原理主義者達を喜ばせていることを考えると皮肉な話です。

頓珍漢内閣の綻びが7月前にでるかでないか?戦々恐々の総理、そのお膝元の山口県の有権者の投票行動は微妙です。

2013-04-30 | Posted in 日記No Comments » 

 

立憲フォーラム立ち上げ

先だって自民党の国会議員と夕食を共にしたとき、「憲法改正が党是となっているが、自民党創立の際に一番実現しにくいものを目標にしようということで決まったと聞いた」と話したことが印象的でした。結党時の自民党は憲法改正をそんなに本気で考えていなかったようなのです。
何れにしても石原さんや橋下さんを頂く維新の会という仲間を得て、我が意を得たりとの思いを強くしたのでしょう、安倍総理は悲願の憲法改正に向かって、まずは憲法96条先行改正を今夏の参議院選挙の争点にしたいようです。本当に争点になるかは国民次第ですが、黙ってもいられません。平和、人権、環境をキーワードに国会議員の有志を集めて、「立憲フォーラム」という議連を立ち上げることになりました。
代表は近藤昭一衆議、幹事長は辻元清美衆議、私が事務局長。25日に設立総会を開きます。
その設立趣旨を紹介します。

いま、時代は大きな転換期に入っており、新しい世界の協調・共生関係の構築が求められています。そうしたなかで、日本はどういう立ち位置をとるのかが問われています。先の大戦での日本国民の死者は軍人から市民まで多大な数にのぼり、世界もおびただしい犠牲者を出しました。戦後の日本は、その反省に立ち大日本帝国憲法を改正し、その体制を民主主義へと移行させました。
私たちは「人権の保障を宣言し、権力分立を原理とする統治機構を定めた憲法」を基礎にすえた立憲主義の立場をいま一度確認すべきだと考えます。

憲法とはそもそもどのようなものであるのか、戦後、現憲法がどのような役割を果たしてきたのか、はたして現憲法に追加されるべきことはあるのか、現在語られている96条を抜き出して憲法を「改正」するということの意味するものは何か、といったことを闊達に論議し、立法府の構成員たる議員としての責任を果たしたいと、ここに立憲フォーラムを立ち上げるものです。

既に明らかにされた自民党の憲法改正案は天皇を元首とし、自衛隊を国防軍にかえ、基本的人権を制限できるように「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」にすりかえるなど、戦後日本社会の規範・枠組みを根本から変える内容となっています。憲法は政府を縛るのではなく、国民を拘束するものだという考え方は主権在民という立憲主義の原則を根本的に否定するものです。
日本維新の会は綱領で「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改定」との立場を明らかにしています。
これらの動きは、憲法改正の是非の立場をこえて、立憲主義そのものの危機であると考えます。

私たちはこうしたさまざまな動向に平和・人権・環境を重視する立場から国会や言論の場で検証と同時に提言を行うために、立憲フォーラムに、是非多くの議員の皆さんの参加をお願いいたします。

2013-04-24 | Posted in 日記4 Comments » 

 

安倍のみクス

アベノミクス、アベノミクスと囃し立てられていましたが、ちょっと冷静になって考えたら、ただ雰囲気だけのこと。やっと普通の庶民が、その恩恵に触れることができるのは、もっとずっと先、それも確定ではなくて、期待のみ、ということが少し浸透してきたのか、最初からわかってたのか、先日、「アベノミクスでは所得は増えない」と考えている人の割合が69%という共同通信社の調査が出ました。

リフレ派の人は期待を抱かせるような政策が大事と言いますが、それはあくまでも景気という世界の話。景気さえ良くなればなんでも良くなるわけではないことは、バブルやいざなみ景気を経験したのに、年金や医療や教育などなど人間生活の根幹部分の不安を日本はいまだに払拭できていないことで証明済みです。

そろそろ成長鈍化の時代を受け入れ、しっかりと地に足のついた政策で国づくりを進めなければ、取り返しのつかないことになります。

しかし、安倍政権の産業競争力会議では竹中さんが、また「世界一企業が活動しやすい国にする」と頓珍漢なことを言ってみたり、猪瀬知事は都内で公共交通を24時間動かすためにニューヨークに視察に行くなど、本当にどうかしているとしか言いようがありません。

もっと企業中心の国にするということは、働く者にとってみればもっと過酷な働き方を強いられることですし、24時間眠らない社会がエネルギー政策の面からみても今日的か否か、答は言うまでもありません。

日本人は「道を極める」ことが好きな民族です。技術や食文化などなど世界からみれば、そこまでやるのといった不思議なことを突き詰めるような国です。企業中心の社会、とことん働く社会を極めようとするのが日本人のDNAなのでしょうか。

いやそうではないでしょう。もっと人間らしい働き方のできる社会、持続可能で不安の無い社会を極めることも日本人にはできるはずです。民主党はそんな国づくりを目指します。
だから「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立つ政党であること宣言しました。

先日、退職者の皆さんと懇親会。参加者のある人が、「アベノミクスで、踊らされて、「安倍のみ、クスっ」って感じですね」。
絶好調なのは安倍総理だけで、クスクスとほくそ笑んでいる(^.^)が目に浮かぶということでしょうか。言い得て妙!

2013-04-23 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記180/栃木県から帰りました。

今週は日曜日の地元柳川市の市長選からスタートしました。今度の日曜日が投票日の柳川市長選の告示日です。現職市長の金子さんは三橋町役場時代の私の上司でした。二期目の立候補です。出陣式のステージに上がり、自民党の藤丸衆議院議員、松山参議院議員と一緒にあいさつをしました。

驚いたことに古賀元衆議院議員も参列。一番長いあいさつの時間。さすがに古賀さんの力は県南ではまだまだ絶大のようです。戦後の55年体制で築かれた自民党保守政治の構造は頑丈です。これをもう一度崩さなければなりません。大変な作業であることを改め痛感です。

さてあいさつを終えその足で、福岡空港へ。伊丹経由で花巻空港へ飛びました。民主党の復興調査会の業務で岩手県を回ります。伊丹では待ち時間が1時間30分もあります。羽田からが便利ではと思い調べてみると、羽田花巻は飛んでいません。あとで聞いたのですが、この間は新幹線が断然便利となり廃止されたそうです。なるほど。したがって花巻からは名古屋、伊丹、福岡(一日一便)にしか飛んでいません。

翌日の岩手視察を終え、今度は党の選挙の仕事で栃木に途中下車。宇都宮で一泊し翌日県内を回りました。

その際、栃木県の早川書記長から応援に来てくれるなら「岡田さんがいい。あの人の真面目な姿勢にはオーラがある」と要望を聞き、さっそく東京に戻って電話すると二つ返事でOK。そのことを早川さんに報告しながら、支援をしていただいている歯科医の岡先生との夕食会に六本木に向かいました。

今日の東京は好天。夕方、北海道へ向かいます。まだ寒いでしょう。コート要るでしょうね。

 

2013-04-10 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記179/高松のカツカレーうどん

昨日、福岡から高松にきました。参議院幹事長室の仕事で各県を訪問しています。今日は香川県、明日は徳島県です。


昼はやはりうどん。友人であり仲間でもある香川県本部の大熊書記長の案内で市内のセルフのうどん屋さんにきました。こんな光景はなかなか福岡や東京では見られません。


注文したのは、カツカレーうどんの中の麺ぬく。人生初の試みです。なかなか美味しい。日本の食文化は流石ですね。
やけに麺の量が多いと思ったら、中といえば香川では麺の量が1.5倍だそう。ちなみに普通盛りは小というそうです。何とか食べ切りました(≧∇≦)
追伸 麺ぬくとは暖かい麺のこと。冷たいのは麺ひや。いいですねこの表現!

2013-04-02 | Posted in 日記No Comments »