2013-04-30

日記181 山口県補選の敗北

今年の連休は、真ん中にずっぽりとウイークデイが挟まってしまって、大型とはいきませんが、皆さんいかがお過ごしでしょう。昨日までの連休前半の東京は凄く良い天気でした。今朝も清々しいですね。これから雨のようですが・・・。

さてそんな連休中の今週の日曜日。注目された山口県参議院補選の投票日でした。山口県の皆さんお疲れさまでした。民主党推薦候補の平岡前衆議は残念ながらダブルスコアで自民党候補に負けました。投票率はなんと3割台というとんでもない低さ。

昨日、その平岡さんからお礼の電話がありました。平岡さんには、非正規問題のPTの座長を引き受けていただくなどいろいろとお世話になっていましたし、リベラルを標榜する議員の代表的存在でもありました。
話の中で、出口調査によると無党派層の5割以上が平岡支持だったそうです。安倍さんのお膝元の選挙なので、この投票率の低さと無党派層の動きは少なからず総理にとってはショックだと思います。

私は個人的に安倍内閣を頓珍漢内閣と言っています。先日本コラムで産業競争力会議の竹中さんの考えやそれを受けての猪瀬都知事の考えを、時代錯誤の頓珍漢な政治としました。その大本の安倍内閣の動きも、集団的自衛権や憲法改正の動き、はたまた歴史観や靖国参拝をめぐる日韓、日中との関係をめぐって、顔色をうかがい良かれと思ってしたことが、とうの親分、米国からあまりはしゃぐなと釘を刺される始末ですし、ロシア訪問もプーチンとの個人的関係を築くためといって出発しましたが、米国との関係しだいではまた釘をさされるでしょう。

竹中さんを使って市場原理主義的正策を進めるのは、小泉さんの様な変わった政治家であればわかりますが、安倍さんのような伝統的保守政治とは路線が違います。また自由を標榜する市場原理主義派であれば、黒田総裁のような制限のない金融緩和策とは一線を画すはず。
結果的に金融緩和で日本の溢れ出したお金が、お金がなくて困っていた米国FRBやIMFに多量に流れ込んで、世界の市場原理主義者達を喜ばせていることを考えると皮肉な話です。

頓珍漢内閣の綻びが7月前にでるかでないか?戦々恐々の総理、そのお膝元の山口県の有権者の投票行動は微妙です。

2013-04-30 | Posted in 日記No Comments »