日記

安倍のみクス

アベノミクス、アベノミクスと囃し立てられていましたが、ちょっと冷静になって考えたら、ただ雰囲気だけのこと。やっと普通の庶民が、その恩恵に触れることができるのは、もっとずっと先、それも確定ではなくて、期待のみ、ということが少し浸透してきたのか、最初からわかってたのか、先日、「アベノミクスでは所得は増えない」と考えている人の割合が69%という共同通信社の調査が出ました。

リフレ派の人は期待を抱かせるような政策が大事と言いますが、それはあくまでも景気という世界の話。景気さえ良くなればなんでも良くなるわけではないことは、バブルやいざなみ景気を経験したのに、年金や医療や教育などなど人間生活の根幹部分の不安を日本はいまだに払拭できていないことで証明済みです。

そろそろ成長鈍化の時代を受け入れ、しっかりと地に足のついた政策で国づくりを進めなければ、取り返しのつかないことになります。

しかし、安倍政権の産業競争力会議では竹中さんが、また「世界一企業が活動しやすい国にする」と頓珍漢なことを言ってみたり、猪瀬知事は都内で公共交通を24時間動かすためにニューヨークに視察に行くなど、本当にどうかしているとしか言いようがありません。

もっと企業中心の国にするということは、働く者にとってみればもっと過酷な働き方を強いられることですし、24時間眠らない社会がエネルギー政策の面からみても今日的か否か、答は言うまでもありません。

日本人は「道を極める」ことが好きな民族です。技術や食文化などなど世界からみれば、そこまでやるのといった不思議なことを突き詰めるような国です。企業中心の社会、とことん働く社会を極めようとするのが日本人のDNAなのでしょうか。

いやそうではないでしょう。もっと人間らしい働き方のできる社会、持続可能で不安の無い社会を極めることも日本人にはできるはずです。民主党はそんな国づくりを目指します。
だから「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立つ政党であること宣言しました。

先日、退職者の皆さんと懇親会。参加者のある人が、「アベノミクスで、踊らされて、「安倍のみ、クスっ」って感じですね」。
絶好調なのは安倍総理だけで、クスクスとほくそ笑んでいる(^.^)が目に浮かぶということでしょうか。言い得て妙!

2013-04-23 | Posted in 日記No Comments » 
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