2013-05-29

日記189 米国も長期金利上昇しました。バブルの様相ですね。

ニューヨーク債券市場で長期国債相場が大幅に下落。2012年4月6日以来の約1年2カ月ぶりの高水準の1.75%を付けた。米景気の回復が原因とのことだが、ちょっと心配にもなる。日本も次元の違う金融緩和で日銀が国債を買っているが、その分投資家に回る国債は少なくなるため、市場のちょっとした動きで国債金利は上下する。これが最近の乱高下の原因の一つだが、トレンドは上昇傾向にある。

アメリカも日本も同じで、財政は厳しい。そんな中での長期金利上昇はシビアにならざるを得ない。しかし景気回復が裏付けになっての上昇だから楽観の向きもある。アメリカでは住宅市場が持ち直し、景気回復の原因のようだが、3月の全米20都市の住宅価格指数が前年同月比10.9%の大幅上昇で、5月の消費者信頼感指数は08年2月以来、5年3カ月ぶりの高水準(NIKKEI報道)ときけばまたバブルかと思いたくなる。

市場原理主義の金融市場はバブルが崩壊するたびに、金融緩和を繰り返しバブルを誘発してきて生き延びてきた。今度もまたそうだ。日本もアベノミクスで着々と世界の荒波に飲み込まれつつあるようなきがしてならない。

 

2013-05-29 | Posted in 日記No Comments »