2013-05-07

日記182 96番で始球式登場とは。底が浅くない?総理!

今年は期間中ずっと天気が良い珍しいゴールデンウイークでした。

この期間、安倍総理を始め閣僚の多くが外交に出かけ、ニュースをにぎわしていました。この早さでロシアのプーチン大統領との会談設定など強かな安倍政権を印象づけましたが・・・。
これまでアメリカを気にして2島返還を無視し、到底折り合えない4島一括返還に固執してきた日本です。面積で半分など様々な揺さぶりをかけてくるロシアに対して、これまでどおりの4島一括では、今回の日露首脳会談を再スタートとしての領土問題の進展はあり得ません。国内世論とアメリカとの関係を考えると北方領土問題は優れて日本の国内問題と言えます。そこまでの覚悟と準備があってのロシア訪問なのか。
ちょっと違うと思います。100人を超える企業の代表を引き連れての訪問は、まずはロシアのエネルギー欲しさではないでしょうか。アベノミクスでの円安はエネルギー価格を押し上げています。ロシアのガスは無視できません。そして経済協力。エネルギー供給も含め極東で協力な日露経済関係ができれば、その後の領土問題進展に影響がでるかもしれませんが、アメリカがそれを許すか。まだまだこれからです。

次いで訪問したトルコとは原子力協定を締結しました。原発NOを意思表示する多くの日本国民の心を逆なでする行為です。
協定はすでに12の国と結んでおり、現在交渉中の国はトルコを除いて8カ国となります。すでに交渉に入っているとはいえ、3.11の前と後とでは国民の思いは全く違いますし、政治も変わらなければなりません。しかし、企業代表を大量に引き連れてのロシア訪問といい、企業中心、成長中心の昔の政治に後戻りする姿勢が益々はっきりしてきた安倍政権です。

そう言えば、東京ドームでの長島、松井の国民栄誉賞授与式に96番の背番号を付けて登場した安倍総理。
国民も憲法も貶められたものです。バラエティ並みの姿勢で憲法改正をアピールする人となりが、安倍総理の政治家としての底の浅さを証明しました。
夏の参議院選挙まで3ヶ月を切りました。がんばりましょう。

2013-05-07 | Posted in 日記No Comments »