2016-03

お粗末極まる党名変更。

合流する民主党と維新の党の新党名が「民進党」に決まったそうだ。「そうだ」というのまだ正式に聞いた訳ではないからだが、何ともやりきれない民主党支持者の人が多いはずだ。そもそも真面目に長く応援してくれたコアな支持者ほど愕然としているのではないだろうか。
党名を世論調査で決めること自体が政党としての限界を露呈したも同然。
しかも圧倒的に党勢と支持者が多い方の思いを無視し、不特定多数の世論調査に従うなんてまんまと維新にしてやられたか、最初から落とし所として決めていたかであろう。
これが支持率にどう繋がるか。官邸の思う壺になりはしないか。

2016-03-14 | Posted in 日記No Comments » 

 

ターミネーターの世界とアルファ碁の勝利。

グーグルが開発した人工知能の棋士「アルファ碁」が世界最強の人間棋士、韓国の「イ・セドル」九段との5番勝負の試合をあっけなく3連勝で制してしまった。アルファ碁さんは人間に花を持たせて残りの試合で勝ちを譲るかもしれないよ。でもそこまでやったらもうお手上げだよな〜と思っていたら、昨日そのとおりになった。もちろん手加減した訳ではないと思うが、人間だってそんなことは言うわけがないから、本当のところは謎だ。でもちょっと怖くなったのは間違いない。
チェスを制したのは随分前。その時、取った駒を使える将棋はチェスよりはるかに複雑だから難しいと言われていた。それよりさらに難しい、10年かかると言われた碁にそんなにかからず勝ってしまう。人工知能の進歩は目覚ましい。
チェスと将棋は駒に役割が決められているが、碁石にはない。どこに打とうがただの石だ。しかし打つところで全く局面が変わる単純さ故のゲームとしての奥深さ難しさ。そこが人間有利の理由だったが。直感力も重要だった。
しかしアルファ碁さんは、一から自ら学習し直感力も養っているというのだからすごい。この対戦中、当然人工知能が話題になり、NHKのニュース番組で少し特集していた。司会者がこのまま進んでいくと怖いですね、と聞くと、その時の解説者が、「人工知能には、自然を破壊するのは悪いことといったやっちゃいけないことがインプットされている」そうだ。しかし、例えば「人間がその自然に害を与えていると人工知能が判断すれば人間を攻撃しだすかもしれない」なんて話していた。
巨大コンピューターどころかスマホのようなものまで相互に繋がり合って、情報を共有化するようになってきた世の中だ。Iotが新たな成長戦略だとしてやっきになっている人間だが、少々不安でもある。ドイツではインダストリー4.0というトヨタのカンバン方式の上をいく合理的生産方式が広まっている。関係する部品から最終工程の工場や開発や販売や流通までインターネットで情報を共有し、人工知能的コンピューターが最善のやり方を考え、実行する。関係する手間暇、在庫を無駄とし、できる限り削ぎ落とすわけだ。とどのつまりは生産性のさらなる向上である。労働力は無駄の一つ。できる限り削ぎ落とす最たるモノとする。いやな世の中になりすぎてますね。
マシンが反乱を起こし人間を滅ぼす未来社会を描いた「ターミネーター」の世界が空想ではなくなってきた。
今日は全国広い範囲で雨のようですね。そのうち天候だって人間が扱いだすかも。そうなったら本当に人間は自然の敵とマシンが判断し攻撃しだすかもしれない。そうなる前に人間性の回復を目指して頑張らねば。経済の主人公は人間なのですから。市場ではないのです。

via PressSync

2016-03-14 | Posted in 日記No Comments » 

 

5回目の3月11日。

 東日本大震災五周年追悼式が国立劇場で行われました。5度目の3月11日午後2時46分です。
 あの時は参議院の決算委員会が開かれていました。地鳴りのような振動が足下から上がって来ました。すぐにとてつもない揺れが始まり、真上にある大きなシャンデリアが大きく揺れ出しました。
 5年目の今回は、お父さんが消防団員のお嬢さんが岩手県遺族代表。お父さんは危険を顧みず海水門を締めに海岸まで行き、津波にのまれ帰らぬ人に。
 5年前は高校生。大学に進学したが、被災のショックで休学。でも時間の経過とともにお父さんの行動に誇りが持てるようになりました。それとともに大学にも戻り、看護の勉強をしているとのこと。
 「いつかお世話になった世界中の人達ち恩返しができるような仕事をしたい」と話しました。

2016-03-11 | Posted in 日記No Comments » 

 

クジラはもう1頭いた。晴れて株式公開した「ゆうちょ銀行」の金も株へ向かう。

 投機筋で囁かれるクジラはGPIFだけでなく、もう1頭いた。それは昨年秋、晴れて株式を公開し名実ともに株式会社となった「ゆうちょ銀行」だ。この資金が狙われているというか、株式会社になったのだから当然といえば当然なのだが。所詮民営化なんて多くの国民にとっては何の利益もない。むしろユニバーサルサービスが縮小される運命な分不利益といえる。じゃあなぜ民営化に小泉さんが血道を上げたかといえば、こういうことを狙って金儲けしたい。利益に預かりたいと思う輩が執拗に要求したからだ。その中には当然のアメリカもアメリカのウォール街勢力いる。もちろん小泉さんには経世会潰しという怨念めいた思いもあったが。今となっては国民が育てた郵便局の資産が投資の世界へと導かれていくのを黙って見ているしかない。損益となれば収支を合わせるために採算が合わない部分は切られる。JRのやり方と同じだ。ゆうちょの場合は地方の郵便局がどんどん閉鎖されていくだろう。
 さてクジラの動きの方だ。公開当時は株価も上がったが、今は公開価格も下回ってしまった。当然、株主は黙っていない。だからゆうちょの収益を上げろと言われる。さらにゆうちょは日銀に相当の当座預金がある。そこにマイナス金利だ。当然収益は悪化する可能性が出てくる。そこで考えられるのがゆうちょの預金を使っての投資拡大。つまり株投資拡大ということになる。ゆうちょ銀行の運用資産は204兆円ほど。うち株に回るのは2%程度でそれも直接株買いではなく信託経由。これを日本株に回そうというのが期待されている。
 加えてゆうちょは膨大な国債保有会社。量的緩和により日銀は国債を買い続けなければならない。日銀が買ってくれるものだから銀行は安い金利でも利ざやを稼げる。国債ファイナンスである。しかしそれでも国債は不足する。国債をゆうちょが日銀に売って、そのお金で株を買う。当然自社株買いもあろう。株価が上がり、ゆうちょ株も価格を戻す。日銀も国債を帰る。すべてが丸くおさまるのである。しかし丸くおさまる中に普通の国民は入ることはない。要は株や金融の世界。こうやって国民の資産が回されだし、最悪は回収不能になる。
 市場原理主義の行き着く先である。誰がこんな国にした。それは自民党ではないか。いいかげん目を覚ませ自民党議員諸君!

2016-03-10 | Posted in 日記No Comments » 

 

安倍総理も参院自民党も元気なし。弛緩進む。

 今日午前中、所得税法改正案の参議院本会議質疑が行われた。元気の無い総理に少々驚いた。隣の有田さんが昨日の総理日程の話をする。相当な過密スケジュールだったと驚いていた。そのせいもあるのだろうか、本当に元気が無い。もともと悪い滑舌もさらにひどく、聞き取りにくい。原稿をただひたすら淡々と読み続ける声にも覇気がなく、「総理頑張って」と野党席から声が出るしまつだ。
 昨日の疲れだけなのかなと思って、与党席に目をやる。余り聞いていない。総理答弁に感心をほとんど示している風ではないのだ。少々危機感を強めた。自民党独裁の一強政治。公明党も完全な補完勢力。法案は衆議院通過で成立したも同然。加えて今年は予算案も参議院野党がどうあがこうとも自然成立が決まっている。
 「弛緩」である。参議院自民党の脱力感、無力感。野党の抵抗力の限界。それを知っているからこそ安倍総理は参院質疑に気合を入れるまでもない。そう消化試合なのだ。どうやら総理の元気の無さの原因はそこにあるようだ。
 抵抗しても無駄だと自民党の殆どの議員が思っている。野党も抵抗できない。こうして権力は肥大化していくのだろう。日本の議院内閣制、議会制民主主義は崩れかけている。

2016-03-09 | Posted in 日記No Comments »