とんかじょんの「ふむふむ」

風天の寅さんの鞄。

 12泊13日の出張とか4日で1500キロ走破とか言ったら、ほとんどの人が驚く。でも本当の話なのである。
 12泊13日の旅は体育の日からスタートした。実際は1日だけ宿舎に帰ったから厳密に言って12泊13日ではない。しかし夜に宿舎に帰り翌日昼には飛行機に乗って北海道に飛んだ。たまたま出張先の宿が宿舎だったようなものだから12泊13日と言ってもいいと思う。まわった先を順に挙げれば東京、和歌山、奈良、岐阜、東京、北海道、長崎、鹿児島、石川、東京となる。石川からの帰りは深夜だった。翌日の土曜日は都内で開催されていた会議を3つほど朝からまわったので13泊14日でもいいかなとも思うのである。正直最後の会議は限界にきていたようで、後から聞いたら顔色もそうとうひどかったそうだ。
 さてこんな旅暮らしで一番大事なのはなるべくストレスをためないこと、なるべく疲れないようにすること。当たり前のことだが、さすがにこれは難しい。でもそのために心がけているいることは幾つかある。当然ながら毎日ホテルが変わる。これ結構ストレスになる。そこで旅先のホテルでもなるべく自宅にいるような普段感覚にしたい。だからいつも家で使っているものをなるべく持って行くこといにしている。石鹸だったり歯ブラシだったり、パジャマも持っていく。スーツ姿ばかりだと嫌になるから普段着も持っていく。可能ならば夜の交流会は普段着で参加させてもらうことにしている。
 毎日だから荷造りも大変になる。いちいち細かくたたんでもいられない。これも結構ストレスになる。そこでカバンの問題になる。詰め込めるからといって海外旅行にでも使うようなでかい物は当然アウト。いろいろ試したが最後に行き着いたのは、風天の寅さん愛用のような昔ながらトランクだった。何もない箱だけのものだ。内側もでこぼしていないのが良い。ちょっとたたんでガンガン詰め込みバンと蓋をする。最近はファスナーを使って軽量化した物が主流だが、半分半分詰め込んでのファスナーの開け閉めは以外と面倒であった。あとカバンの中が黒いのも以外と不便だ。入れている物が目立たないので困る。
 まあいろいろあるが、普通の人はこんな旅はしないからあんまり関係ないか。ここまで書いたら1500キロ走破の話がどっかいってしまった。さっき三島を通過したら富士山が冠雪していたな。こんな景色を見て楽しむのも疲れない秘訣でもありますな(笑)

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