2015-11-27

クルーグマンの変節に青ざめるか、首相と日銀総裁。

 政権の新三本の矢は各界各層、多方面から評判が悪い。特に最近では海外メディアも露骨に批判しだしているようで、高野孟さんのネット配信「THE JOURNAL」では「海外から相次ぐアベノミクス『死刑』宣言」とWSJの社説など批判記事の比較を特集している。
 ノーベル賞受賞経済学者ポール・クルーグマンも最近になって、インフレ・ターゲット論は失敗したと言い出している。クルーグマンと言えば日本リフレ派が信奉する人。彼のインフレ・ターゲット論こそがアベノミクスの基本的考えであり、黒田日銀総裁は何度となく消費者物価上昇を目標とすることに言及した。しかしいまだ目標は達成していない。
 そのクルーグマンが自説の失敗に言及しだしたのである。これは正直大変なこと。加えて日本のアベノミクスがうまくいかない原因の一つになんと、人口減をあげているので開いた口がふさがらない。
 まあほんと学者っていい加減。責任をとらなくて良いからそうかもしれないが、その説を真に受けて政策を進めた首相や黒田総裁などは内心戦々恐々としているはず。だから最近は政府どころか日銀総裁までもが賃上げを要求しだしている。今度は悪いのは給料を上げない経営者にするということだろう。(つづく)

2015-11-27 | Posted in 日記No Comments » 

 

「兄を待つ七十年や鳥帰る」

11月27日の平和の句

小松 とみゑ(84)さん 名古屋市千種区

いとうせいこう 渡り鳥は帰る。それを七十うらやみ続けた妹からの素直な一句である。亡くなったことを信じられず、自分だけ新しく生きることへの思い。

東京新聞より

トルコ軍によるロシア戦闘機の撃墜のニュースが衝撃的だった。政治家や彼らが使う戦略によって人々のナショナリズムが煽られ、紛争が激化する。そしていつも犠牲になるのは普通の人々だ。この方のお兄さんのように。だから我々は対峙し続ける思いが必要なのだ。権力者と。

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