日記

日本が崩れる。「子どもの貧困全国で拡大」東京新聞

東京新聞が山形大学の戸村健作准教授が独自に調査した「都道府県別の子ども貧困率」を特集している。
それによると、1992年から2012年まで20年間で、全国平均5.4%が13.8%と2,5倍になっている。92年に0.5%ともっとも低かった富山県は12倍の6%にもなってしまった。子ども貧困はもはや特定の地域の問題ではなく、日本全国の問題になっている。
これが世界トップクラスの経済大国の姿だ。政府は県単位の貧困率を算出していない。戸村先生の調査は、都道府県別の生活保護基準額を使用しているので、厚労省のが出す数値と違う。国は可処分所得のデータを使う。
「国の手法では国民全体の所得が下がれば、貧困の基準も下がる。生活保護基準は憲法の生存権に基いて設定された貧困の救済基準。学会では以前から使われている」と国の手法を疑問視している。47都道府県で自ら貧困率を算出しているのは沖縄県だけだ。都道府県でも子どもの貧困率に目を向け、貧困対策を緊急に打つべきではないか。日本が崩れかけている。

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2016-03-17 | Posted in 日記1 Comment » 

コメント1件

 ももちゃん | 2016.03.22 1:19

大学や高卒問題もありますね。
年収300万以下の貧困家庭の救世主だった奨学金も、枠を中流家庭にうばわれ、貧困家庭の連鎖をたてる最後の希望の国公立すら進学できなくなる貧困家庭の子が増えてます。

しかし、大学の学費は高いですが、そもそも貧困家庭の子は国公立か私立の給付奨学金つき枠しかねらわないので、今、学費が高い、奨学金の取り立てが激しい、と主張する私立大学の大学生には貧困家庭の出身で奨学金のお陰で進学できた当事者としては疑問が残ります。あなた方は中流家庭みたいだし、借金についての考えが甘過ぎではないか、と。

実際国公立なら二百万~ですから2年か3年で繰り上げ完済できます。国公立なら、一部在学中に繰り上げ返還して利子を安く済ませた人もいますし、何より人に借りたのですからとりあえず借金返済のためにどんな仕事でも正規でと皆就活し、とにかくどこかへは就職しています。できなかったら返金の猶予申請できますが、奨学金借りるようなかたは真面目な人が多いので第一希望でなくとも皆就職しています。普通はそうでしょう?

お金もないのに独り暮らしで私立に進学して就活は失敗するし、そんな人のせいで奨学金もなくなるかもしれません。私はそれが怖いです。実際、絶対返すつもりで決心していたのに今は申請時に十回は確認されます。ほんとによいのか、と。

就活失敗を不況のせいにしてる人もいますが、私も含めて周りは、就活失敗する時に備えて半年は余裕があるようずっとバイトして卒業後の生活資金も貯めてましたし。就職できればそれは育休中の生活費か老後の資金にしようとおもって。

貧しい家庭出身の子はお金の価値を知っているので就職にも最後まで食いつきますし、就職できない子は一人か二人いましたがやっぱり二人とも私立の高校にいけた中流家庭以上の子で日頃からちょっとあまいところがありました。こうして中流家庭の子が貧困家庭の子へのサポート枠を奪っています。なぜ共働きの両親が存命で健在なのに親のいない子へのサポートをを当然のように奪うのかはわかりませんが、生活レベルをちょっとも下げたくないと言ってました。まあ、学費は高いけど奨学金の悪口はやめてよね、と助けられたがわとしては思います。

結局は高卒で正規で終身雇用で就職できればいいのですが、派遣に仕事を奪われたので今は無理です。派遣に制限をかけ、高卒ができることは高卒社員がする、本来のありかたに戻せばそもそも勉強嫌いの大学生や名前だけの大学もへり、必要がない学位を大金だして取得する必要もなくなるのですが。
(ただ、やはり教育を受けると同じ仕事でも視野はかなり変わるとは思います)

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