日記

日記218 今日にも強行採決か?官邸主導の恐怖。自公の横暴極まる。

昨日から今日未明にかけての参議院は、官邸の意向にそっての与党の横暴に唖然とするばかりでした。

委員長職権で強行採決を乱発する自公は、それができない民主党が持つ2つの常任委員会委員長の首をすげ替えるという荒技。昨日中にそれができれば、今日その委員会を職権で開催し、強行採決する腹でした。全野党がそんな暴挙に腹をたて、自公対全野党の対決となりました。委員会は前日に開催決定しなければならない国会ルールがあるため、日をまたいでしまえば、委員会の開催は最終日の6日となります。攻防は4日の24時まで委員長解任決議の採決、新委員長の選任を行ってしまいたい自公と、それを5日の今日まで引き延ばしたい野党の駆け引きです。

結局、公聴会から自公が帰ってきて再開した時点で時間的に自公の思惑は、ほぼ不可能に。だったら憲政史上に汚点を残す委員長解任決議の暴挙を取りやめればよいはず。しかし自公は面子にかけて強行。結果、5日の午前3時頃に2委員長の解任決議が可決し、自民党選出の新委員長が決まったのは4時前になっていました。

参議院で常任委員長の解任が決定したのは過去1回しかありません。昨年、川口環境委員会委員長が国会の意向を無視して渡航先の中国から帰国せず、自らが開催した環境委員会が開催できなかったことを理由に解任されたのみ。この場合は明らかに川口委員長に大きな瑕疵がありました。

今回は何の瑕疵もありません。数の力での横暴に国会は騒然とします。

三原じゅん子議員の解任動議の趣旨説明時には、その余りの内容に深夜にもかかわらず傍聴していた女性が、「国民はだまれないぞ。しっかりみているぞ」と自民党を罵倒し、衛士に強制退出させられるというハプニングもありました。

ここまでやる自公ですから、今日、職権で開催が決まった特別委員会で特定秘密保護法案は強行採決される可能性が高まってきました。

今日未明の本会議の終わり方は「散会」ではなく、「休憩」ですので、突然開会することができます。今日から明日未明にかけての強行採決も覚悟しなければならないかもしれません。

安倍総理の思惑どおり、民主主義の破壊が進んでいます。彼が目指す「美しい国」とは、そういう国なのです。

2013-12-05 | Posted in 日記2 Comments » 

コメント2件

 有馬博士 | 2013.12.07 0:14

御苦労様です。遂に成立したとのことで、痛恨の極みです。
傍聴席から声を挙げて退出させられたのは、この記事の筆者のようです。
http://no-border.asia/archives/17256

「日本史が再び暗転した日」とさせないための戦いが始まりますね。
長く、苦しい戦いです。どれほどの犠牲を伴うか、想像もつかないほどの...。
共に、たたかいましょう。

 etakashi | 2013.12.07 8:26

有馬さん ありがとうございます。確かにこの方のようですね。頑張りましょう!

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