日記

ゴッホの絵に圧倒!

乃木坂にある国立新美術館に行った。日本に来ているゴッホの絵を観るためだ。新美術館では、没後120年を記念してのゴッホ展(こうして私はゴッホになった)を12月20日まで開催している。

ゴッホは1853年オランダに生まれた。美術商で働いたり、牧師になろうとしたりして歳を重ね、なんと画家を志したのは自殺する10年前の1980年だった。たった10年でなぜゴッホはゴッホになれたのか。展示順に絵を見て行くと努力して作風が開花していて行く様がよくわかる。

なんの知識もなく説明を受けるでもなかったが、最初の頃の絵やデッサンは素人目にもうまいとは思わなかった。デッサンはバランスは悪く妙に線が太いし(バランスの悪さ、これはゴッホの作風だとあとで思うのだが・・・)油絵は色調も暗く質感が描けていない。それが歳をおうごとに変化していく様は、まさに努力とともに人が成長していくことを強烈に物語る。

ゴッホの才能の開花は1888年アルルに移ってからだ。なんと死ぬ2年前。ここからあの誰もが知る明るい色調の、点や線を重ねたのゴッホの絵が生まれ、フィンセント・バン・ゴッホは後の世に世界が知るゴッホになった。人間とは才能さえも努力で開花できる。そう思わずにいられないゴッホ展だった。

ポストカードをいっぱい買っちゃいました(^.^)

2010-10-30 | Posted in 日記No Comments » 
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