2010-10-19

銀杏

ブログに金木犀のことを書いた日の週末は柳川に戻った。週明け東京に戻り、次の日の朝、いつものように自転車で議院会館に出勤した。途中、自民党本部の脇を通る。何やら歩道が黄色い。なんだろうと不思議に思って目をこらす。歩道を黄色にしている主は、芳香を終えて落ちた金木犀の花だった。ほんの1週間前だったがそこに見上げるような金木犀の並木があり香りを放っていたことを忘れてしまっていた。僅かの間に歩道の香りの主人公が、金木犀から街路樹から落ちた銀杏の実に交代していた。

東京はこれから本格的な紅葉を迎える。何といっても紅葉の主人公はその銀杏。議事堂前にも銀杏並木がある。今秋は国会議員としてその銀杏並木の紅葉を見ることになる。銀杏の方はいつもどおりだが、わたしの方の環境は大きく変わった。おりしも名古屋ではCOP10が開催され生物多様性が議論されている。いまの地球の自然環境を100年後に残しておけるのか。変える力をも持った我々の変えない力が試されている。

上 自民党本部脇の歩道は落ちた金木犀の花で黄色くなっていた。下 世田ヶ谷公園の銀杏。あと一月もすればこんなに色づいた銀杏があちこちで見ることができる。

2010-10-19 | Posted in 日記No Comments »