2010-10

どろつくどん

ゴンシャンに続く柳川の二つ目の話題。

柳川の秋祭りは「おにぎえ」と言う。立花藩(柳河藩)の初代藩主立花宗茂、妻誾千代(ぎんちよ)、その義父(妻の父)戸次道雪(べっきどうせつ)を祭神とする三柱(みはしら)神社の秋の大祭をそう呼ぶ。「にぎあう」が語源だが、おにぎえの頃になるとなぜかうきうきしていた。

久しぶりにそのおにぎえのころに柳川に帰っていた。おにぎえには県指定の文化財になっている「どろつくどん」(写真)や踊り山が市内を練り歩く。どろつくどんは笛やドラの音に会わせ、ひょっとこや夜叉の面をかぶった踊り手が身を乗り出して踊る山である。その音色やリズムが古典的でなんともいえないノスタルジックな雰囲気が良い。やっぱり故郷の祭りはいい。祭りとは本来、そこに住む人たちのためにある。そこに住む人たちが楽しめばいい。地元の人たちが楽しめず、誇りに思えない祭りはよその人がみてもつまらないのだ。

2010-10-28 | Posted in 日記No Comments » 

 

親友に贈る

暑かった今年8月下旬のこと。なんとなく夜中に目を覚ます。ホテルの時計を見ると午前2時あたり。とんでもないときに目が覚めたと思いつつ、再び寝入った。26日から開催される自治労本部の大会に参加するため徳島市に僕はいた。前日の夜8時くらいに入り、酒宴を3つばかり参加しての夜遅くの就寝だった。

翌朝、大会会場入口であいさつをしていると、大分の村田さんと盛迫さんが突然前に現れ、「簑手が昨夜逝った」と。言葉をなくし盛迫さんの大きな体をつかみながら嗚咽する。

簑ちゃんとは彼が大分県本部の書記長になったときからの付き合いだった。回りの簑手評は「緻密で頑なで真っ向勝負型」が多いが、それと合わせ持つ「視野の広さと柔軟性や遊び心」が僕は好きだった。2007年春、その彼を突然の病が襲った。ただの風邪だと思っていたものが、余命数ヶ月と告げられた時の本人と家族の思いを計れるはずもない。それから簑手の真骨頂とも言える闘病生活が始まる。今から思うと正に病との闘いは彼の「真骨頂」であった。

そして今年の7月。選挙が終わってすぐに彼に電話した。体がきついはずなのに選挙結果の反省とこれからの課題を話し、僕に「がんばってよ」という彼の声はかすれていた。とにかく会いたい。盆開けすぐに柳川から車をとばして大分の病院に行く。彼は元気だった。握手をする。僕の手を握って「あったけえな」という。村田さんと奥さんを交えて4人でしばらく話す。ひょっとしてまた復帰できるかもしれない・・・とその時は彼の姿を見て思った。帰りにもう一度僕の手をにぎり、彼は「あったけえな」とまた言った。その言葉が妙に心に残った。

彼が逝ったのが今日の夜中の2時だと聞く。目が覚めたあの時刻ではないか。僕はこの会場に「彼」が来ていると直感する。この広い会場のどこかであいつは見ていると。そう思うと、用意していたあいさつなど吹っ飛んでしまった。最初に見舞ったとき「俺も本部へ行きたかった」と彼は呟いた。蓑ちゃんは今のままの自治労運動はだめだと思っていた。一緒にやりたかったとも言った。僕は、壇上に立ってそのことを思い出していた。

一昨日、どうしても参加したかった大分の偲ぶ会の会場であの夏以来の奥さんと会う。「簑手は徳島に行ってたんですよ。大会開催の日をまるで選んだかのように逝ったんですよ」と僕が口にする前に奥さんが言う。

その話を聞いて初めて奥さんに、夜中の2時に目を覚ましたことを伝えた。誰にも言わなかったが初めて口にした。「徳島に行ったんだ」と思っている奥さんと「徳島に来ていた」と思っている僕のそれぞれの思いが、確信に変わったときだった。

自治労運動をいや、国や大分や人々の幸せを本当に願う一人の男が逝った。その志を引き継がねばならない。「一緒にやりたかった」と言った蓑ちゃんの思いを・・・と誓う。

さようなら簑手弘。

2010-10-26 | Posted in 日記No Comments » 

 

公式ホームページ始動

公式ホームページを公開しました。参議院議員えさきたかしオフィシャルHPです。まだ完全に整理されたわけではありませんが、議員活動や政策やら公式な情報を発信していきます。左の民主党のリンクからも入れます。よろしくお願いします。

2010-10-23 | Posted in 日記2 Comments » 

 

内閣委員会質問デビュー戦無事終了

おはようございます。内閣委員会での質問無事終了。一昨日がほぼ徹夜だったので昨夜はそのままベッドにバタンです。今朝も8時から公務員制度PT、なので書く時間がありません。詳細は次のブログで。

2010-10-22 | Posted in 日記No Comments » 

 

内閣委員会で質問します。

昨日の初会合から所属する内閣委員会が始動し始めた。いろいろ委員会がある中で取り扱う中身が内閣が一番多岐にわたっている。昨日の会議には、仙谷、片山、海江田、玄葉、岡崎、蓮舫の各大臣が出席しそれぞれ意見を述べた。明日の第二回はその意見に対する質問。その質問に立つことになった。時間は1時間。「いきなり長いでしょう」と言いたいがそれを我慢して、昨日からスタッフと内容を詰め、今日には政府側と打合せすることになる。その合間に昨夜は大阪の集会で仲間に公務員制度改革の話を行って深夜に帰宅。結構ハードな日々。

2010-10-20 | Posted in 日記No Comments »