日記
日記94 虚脱感を乗り越えて。
今日の東京は暑い夏日です。そのせいではないのですが、何となく虚脱感ありで、だいぶ更新を怠っていました。
あの嵐の夜から2週間足らず。党は分裂という最悪の事態となりました。せっかく政権交代を実現した党が分裂しなければならないのか。なぜこういう状況にまで発展するのか。本当に納得がいきません。どう考えても全うな理由がみつかりません。
政権交代が可能な二大政党をつくることを目指して自民党を離れた小沢さんです。我が国にそんな状況を作り出した矢先にその政党から出て行くことは決して本意ではないはず。一方で昨年の代表選挙で勝利したあとの演説で「もうノーサイドにしましょう」と言った野田総理の言葉も真実だったと思います。
離党がはっきりしたあと、執行部に近い人の言葉として「離党ではなく脱皮だ」という表現が新聞に掲載されていました。その表現は昨年夏のある会派の会合で聞いた言葉と同じ匂いがしました。その会合で大先輩のある議員は小沢グループとの関係を、「民由合併以来の宿痾だ」と表現しました。「宿痾(しゅくあ)」とは治らない病気のこと。2003年の民主党と自由党の合併は、それほど相容れない者同士の合併だったということでしょう。しかし乗り越えられる壁だったし、乗り越えねばならなかったはずです。情けない限りです。
しかしこれが我が国の政党政治の現実です。振り返ってもしょうがない。私も、えも言えない虚脱感を乗り越えなければなりません。がんばりましょう。
2012-07-04 | Posted in 日記 | 2 Comments »
コメント2件
etakashi | 2012.07.05 11:50
有馬さん 先日はありがとうございました。また投稿ありがとうございます。これからですね。お互いがんばりましょう。 江崎
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有馬博士 | 2012.07.05 0:54
いつも拝見させていただいています。今回のことは、本当に残念です。先日の講演でお話のあった恐るべきシナリオが現実になったことを、本当に残念に思っています。「政治を働くものの手に」の戦いは、大きく後退してしまったのかもしれませんが、「諦めたら終わり。自分達は、今できることを精一杯やるのみ。」と自らを叱咤して、頑張ります。