2010-08-29

世論調査

最近、記者の皆さんから良く声をかけられ、電話もかかってきます。部屋にも良く来られます。話は民主党代表選が中心です。衆参の新人議員は150人、うち今夏の参議選の新人は僕たち13名。圧倒的多数は昨夏の総選挙で生まれました。この新人議員の動向が選挙選に大きく影響すると言われ、新人の「争奪戦」などと書かれたりしています。今日この時点で(私に対してだけかもしれませんが)そんなに熾烈な引っぱり合いが行われているとは思いません。想像以上に静かな永田町周辺です。マスコミの論調は少々オーバーかなと感じています。もちろん僕の場合は高嶋参議の後継ということですでに「色」付きで見られているからかもしれませんが(笑)。首相と新人議員との懇談会では、新人という立場を考えず「挙党一致の体制づくりを」とお願いしました。菅総理も「重く受け止める」とも応えていただきました。

マスコミの論調で最近思うのは「世論調査」の取り扱いです。世論調査至上主義的な雰囲気です。世論調査は確かに大事ですが、だからそれに皆が従わなければならないような、その方向に行動が限定されるような雰囲気が充満したらこんなに怖い社会はありません。質問の仕方によって「世論調査」はいろんな方向に誘導可能な数字であることを前提に付き合わなかればなりません。

菅さんと小沢さんの支持率も出ました。結果は予想通り、菅さん支持の圧倒的な数字です。これをもって小沢さん出馬すべきではないという「雰囲気」がつくられるとしたら、「世論調査」という手段を使った新たなファシズムの誕生です。これまでの流れからして、小沢さんからしたら「想定の範囲内」いや「想定よりも善戦」だったのではないでしょうか。党首選は必ず行われます。投票権がある私たちは、この国の民主主義を深化させるための重い決意をもって通らなければならない門なのです。決して「どろどろとした内輪揉め」などではないのです。

少々真面目なブログでした。これから北海道へ向かいます。

2010-08-29 | Posted in 日記3 Comments »