2010-08-18

細川総理の日記「内訟録」

お盆の間に読破しようと思っていた「細川護煕総理大臣日記-内訟録」を何とか読み終えました。文語調の日記文で相当なページ数なので苦労しましたが、面白かったです。1993年8月9日から翌年4月28日までの細川政権の内情が、首相の日記を中心にその後の証言も交えて展開していきます。93年と言えば、僕はまだ37歳。8党連立の非自民政権の誕生ですが、細川護煕というスマートでこれまでと違った香りのする首相の登場にワクワク感を持っていたことを思い出します。

政治改革法案をめぐっては、本音「反対」だが結局案を飲まざるを得なくなる社会党の様子などなど、当時としては想像もできなかったことが明らかになります。細川政権で成立した法律により、小選挙区制度が導入され、そして15年後の2009年夏にやっと政権交代が実現したのですね。感慨ひとしおです。困難な問題に向け、先輩方が当時何を考えどう行動したか。自らが政治家となった今、本当に勉強になった一冊でした。もちろん良い面だけでなく悪い面も(笑)

事業仕分けのWTに入った知らせがありました。早速来週からびっしりの予定のようです。

2010-08-18 | Posted in 日記No Comments »