日記

明けましておめでとうございます。

 皆さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 正月は柳川で過ごすことができました。昨年、母が他界し、子どもも忙しくて帰郷できなかったため、連れ合いと二人だけの正月でした。
 さて、今年は情けないほどの失態から始まりました。元旦、役場時代からの友人の突然の不幸の報が入ります。まだ現職。本当にびっくりしました。とにかく葬儀に参列。といっても喪服とする背広等々の衣服はすべて東京に置いています。あれこれ探しだし何とか体裁は整いました。あとは香典(ちなみに本人参加の場合は寄付行為に当たりません)です。急いで書いて参列し、ご家族のご厚意で特別焼香もさせていただきました。
 葬儀から帰ると今度は、友人で市議会議員のお父さんのご不幸の報が入ります。葬儀には参列できないため通夜には何とかしたいと支度をすませます。そして香典の支度です。
 筆をとって、「御香典」と書こうとすると、連れ合いが「普通、御霊前か御仏前じゃないの?」「そう?。さっきは水引封筒が入っていたビニール袋の裏面に御香典と書いてあったから、そうしたんだけど」「ん!」とここで気付きます。さっきは「香典」ではなく「香伝」と書いたような。「典」を「伝」と間違った!
 なんで「伝」と書いたのか。なぜでしょう。連れ合いから「情けない」とバカにされ、穴があったら入りたい気持ちとはこのこと。でももう取り返しがつきません。まさか「取り替える」訳にもいきません。「ああ、正月早々大失態です」。情けない。しかしなぜ間違ったのでしょう。なぜ気づかなかったのでしょう。急いでいたから?そうだ「歳のせいか」と今年63歳になる自らの年齢のせいにして気を紛らすのでした。

 皆さんに年賀状を送り挨拶をさせていただくことはできませんので、今年の文面でご挨拶。

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 出来は悪いが、仕上がりは速いことを「拙速」。
 一時のがれ、その場しのぎを「姑息」。
 原則がないことを「無原則」。もちろん安倍政権のことです。
 昨年臨時国会で久しぶりに議場登壇し、「拙速、姑息、無原則。こんな国会運営に唯々諾々と従うのか」と与党議員に喧嘩を売るような演説をしてしまいました。でも衆議院議長が異例の小言を言うくらいですから、本当に異常なほど尋常じゃない今の国会です。
 最近、半世紀前の記憶が結構しっかりしているのに驚きますが、当たり前です、もう12歳だったんですから。歳をとったんです。テレビ映像が記憶に焼きついている東大安田講堂攻防戦は、50年前の今月のこと。あんな凄いことをやってた。それにしちゃこの50年で私たちも随分優しくなったなったものだと思います。
 大学紛争を潰しに動く当時の宰相が佐藤栄作。言うまでもなく、安倍総理の大叔父。なんとなく因縁めいたものを感じます。
 牙を抜かれ続けた半世紀を反省し、猪のような牙でもって権力と向き合う年にしたいと決意する2019年初春です。
 今年もよろしくお願いします。

2019-01-04 | Posted in 日記No Comments » 
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