2012-05

国会が動き出すとき。

29日に原子力規制庁設置法案の審議入りとなった衆議院。それまで社会保障と税の一体改革の特別委員会での審議のみだった国会が、曲がりなりにも動きだした。衆の議運では本会議開催を強行しようとする民主党に抗議し、自民党と公明党の議員が退席した。しかし自公の設置法案も審議される本会議をそのまま欠席するわけにもいかず、野党曰く「抗議」の意味で本会議参加となった。原子力規制庁の設置は与野党の意見がぶつかり遅れに遅れている。理屈にならない野党の本会議出席には、「解散総選挙に追い込む戦術の自民党はおいそれと審議の進行に協力する訳にもいかない」「そうかといってこのままずるずるとなれば野党批判も予想される」というメンツをかけた苦渋の選択の感がある。

自民党は消費税の増税だけ民主党にやらせ、そのほかの法案は成立させずに総選挙後に自らの政権下で政策を決めたい。という下世話な策略が見え隠れする。そんなことでは国民の自民党批判はいつか吹き出す。政府・民主党はあくまでも社会保障との一体改革でなければ応じないという姿勢を崩さず、野党協議に入る。国家公務員制度改革関連4法案も自民党が拒否しても明日から議員運営委員長の職権で審議入りする。他の委員会も同じように強行開会に踏み切る。いつまで問責2閣僚の辞任まで国会審議に応じない姿勢が貫き通せるか。自民党も厳しい判断を迫られつつある。

一昨日の審議入りは昨日行われた野田・小沢会談が物別れとなり、総理が小沢切りを判断し野党と手を組む。そのための流れだという説もある。政治生命をかけて消費税増税を実現すると宣言した野田総理は法案を通すためには、参議院では野党の協力を得るしか方法はない。しかしそうなると小沢グループの離党もあり得る。いつ、党を割っても野党と手を組むという判断をするか。本当にそんな判断ができるか。離党はあるのか。様々な思惑を孕んで日々が経過していく。会期末の21日に向けて今まで眠っていたように動かなかった国会が急に動き出すとき、どうなるか。私のようなものには想像もつかない。ただ一つ言い切れるのは党が割れるようなことはあってはならないといことだ。

 

 

2012-05-31 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記88 東京駅にて

昨日夕方に宮城県松島から東京に戻り、今日は絶好のランドリー日和でしたね。早速洗濯してベランダに干しまして、先ほどそれを取り込み、たたんで収納して東京駅に来ました。明日朝9:00から民主党福島合同会議(復興に向けた党と県連と地元、各省参加の対策会議だが、自民党も同じような会議を持っており、あっちは「福島復興会議」とそのものズバリのネーミング。こっちのネーミングはなんの会議かよくわからないという意見もあり、変える方向で議論中。与党の方が圧倒的に政策実現高いんですから)に出るために今夜から福島入りです。
たった今乗った新幹線が出ました。今夜は仕事は無いのでホームで買ったビールを飲みま~す。乾杯(^_-)

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2012-05-27 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記87 塩釜の港

集会で挨拶するために福島から仙台に来ました。仙台から仙石線に乗って松島海岸駅まで向かう途中、塩釜の港を横切りました。昨年大津波が襲った場所です。
復旧復興が急ピッチで進めれていることがわかります。しかしまだまだ傷跡は大きくのこっています。


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2012-05-26 | Posted in 日記No Comments » 

 

国会散歩その2 赤い絨毯(じゅうたん)

国会雑学の名前を変えてみました。気分屋です。その2回目。赤い絨毯。

議事堂の長さは200m、奥行きは90m。廊下は各階で2本(衆参を結ぶ長い廊下)、東西です。絨毯の色はロイヤルレッド。ロイヤルレッドは「高貴な赤」として皇居にも使われているそうです。国会開会式が天皇主催で行われるので、その色が国会にも持ち込まれたようです。絨毯の総延長は4㎞、幅1.8m。以前は衆参で若干色が違っていたらしく、これは発注業者の違いによるもの。平成16年以降は統一色となっています。

歩いているとシミがそこかしこに。傷んだところは7〜8年で張り替えられます。ちなみに同じ所に同じシミができるそうで・・・。怖

国会見学は⇒参議院

2012-05-24 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記86 「日本人よもっと休もうよ」という議論をしています。

今日、党の「休暇のあり方検討PT」の第4回会議が開かれた。このPTは辻元清美衆議院議員を座長、藤本裕司参議院議員を事務局長に今年の2月23日に設置された。僕は事務局次長だったが、辻元さんが国交省部門会議の座長に就任したためPT座長を退任、その後任を藤本さんが務めることになり、その藤本さんから僕に「事務局長をお願い」との依頼があり、第3回当たりから事務局長をすることになってしまった。最近こういうのが多い。

さてそのPTでは春のゴールデンウイークと同じように秋にもまとまった休日がとれるようにできないか。名付けてシルバーウイーク(プラチナウイークってのもあり)。いろいろ知恵を出して秋に休日をまとめるとともに、使ってない有給休暇を取得して長期の休暇にしようという考えだ。もちろん簡単なことではないが。

加えて年次有給休暇の取得促進に向けての取り組みも議論する。なんせヨーロッパの殆どの国が有給休暇の消化率は100%。それも付与日数は30日を超える。日本と同じように勤勉だと言われるドイツも90%を超えている。しかし日本は50%にも届かない。それも付与20日での話し。

これまで休暇は働く側、つまり取得する側からの論議が多かったが、近年は休暇の取得向上が雇用の創出、消費拡大による経済効果に繋がることが論じられるようになった。ちなみに有給休暇の完全取得による経済効果は12兆円との試算もでるほどだ。休暇や祝日を有効に使ってもっともっと素敵な生き方を楽しむ時代になって欲しい。そして雇用が生まれ経済が活性化すれば言うことなしではないか。PTの提言にご期待を。

 

2012-05-22 | Posted in 日記No Comments »