2020-06-30

泉佐野市が逆転勝訴。あっぱれ最高裁!

 泉佐野市と国の争いが、泉佐野市の勝利で決着がついた。ひさしぶりの司法に「あっぱれ」です。泉佐野市の返礼品のあり方には問題はあるが、制度の範囲内であったことは間違いなく、泉佐野市に落ち度はなかった。もとを正せばそんな制度をつくった側が責められるべきものだ。しかも国が設置している「国と地方の係争処理委員会」でも総務省、つまり「国」側が悪いとしていたのに、高裁は大方の意に反して国に軍配を上げた。高裁判決が大問題であったのだが、今回最高裁はその判決が間違っていたことを示し、我が国の司法の信頼をかろうじて守った。
 「あっぱれ」というのはおこがましいが、この間の我が国裁判所の権力追従姿勢からみてほぼ諦めていた私からすれば驚きであったのです。
 これも安倍一強の崩壊が原因かもしれない。なにせこの制度をつくったのは、権力の中枢にいる菅官房長官だから。
ふるさと納税制度の何が問題なの?と思っている方は以前投稿した本ブログの「ふるさと納税処分で、名ばかり地方分権が露呈。」(2019年5月16日)をご参照ください。

2020-06-30 | Posted in 日記No Comments »