日記

安部内閣はブラック内閣。国民にとって良いわけない。

 後世、安倍内閣は憲政史上最悪のブラック内閣と言われるに違いない。菅原経産大臣の辞任からわずか、今度は河井法務大臣が辞任した。1週間足らずの間に大臣2人が辞任するのも前代未聞であるが、安倍さんが再び総理大臣となってからこの間これで10人も大臣が辞めたことになる。加えて第1次安倍内閣では、現職大臣が自殺もしたし、他に4人の大臣が辞任している。都合、14人が辞め1人が現職自殺と凄まじい。いくら在任期間が長いとはいえ、第1次はわずか1年で5人、第2次はおよそ7年で10人。ざっと1年に2人ほどが自己都合で辞めている。ブラック企業は従業員に過酷な勤務を強要する会社のことだが、安倍内閣の場合大臣の仕事が過酷かどうか分からぬ前に自己都合で辞めてしまう。それも自分自身の不正が原因な訳だからこれをブラック内閣と言わずしてなんと言うだ。
 さてこれだけ企業の幹部が不正で辞めればトップの社長の責任も重い。当然辞職ものだが、安部さんは任命責任を自認しつつも一向に責任を取る気配がない。いくら辞任が続いても内閣支持率が落ちないのだから少々我が国の感覚はおかしくなっているのだろうか。
 そう思うことは山ほどあるが、例えば今回の英語の大学受験に民間試験を導入することも、どう考えても理屈に合わないどころか、不条理極まりない。高等教育について言えば、授業料の値上がりも含め、親の資産や住む地域によってすでに教育の機会均等は失われてしまった感がある。そこに来てこの英語試験の民間解放は文部行政地に落ちたりと言えよう。第2次安倍内閣は経産省主導内閣と言われる。ついこの間は、農林水産省が経済産業省農林水産局と言われるまでになった。今度は正に経済産業省文部科学局と言われて仕方がない。
 当然野党は追求する。がしかし一強多弱と揶揄される国会。野党だけの抵抗では上手くいかなかったもしれない。昨日になって、民間試験の延期、予算委員会の集中審議まで安倍内閣が降りた背景には、受験生からの批判があった。一昨日は国会での野党の集会に勉強に大変な中、受験生の皆さんが駆けつけて批判の声を上げてくれた。ネット上でも批判の書き込みが相次いだ。「身の丈に合わせて」の発言批判でやっと謝罪に応じた強気の萩生田文科大臣だったが、延期表明せざるを得なくなった。当然これで終わった訳ではない。萩生田文科大臣も辞任に値するし、何よりブラック内閣の責任者である安倍総理大臣の辞任も追求しなければならない。その舞台が6日、8日行われる予算委員会である。
 あえて国力と言うとすれば、 国力の基本は民力(国民の民)ではないか。昔、通産省、今、経産省。いつまでも経産省内閣では、国力の基本は企力(企業の企)という思い違いが国民の生活を破壊し尽くす。その前に政治を変えなければならない。今は「官僚たちの夏」の時代ではないのだ。

2019-11-02 | Posted in 日記No Comments » 
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