日記

崎陽軒のシウマイ弁当

 僕は基本的に朝食、昼食を取らないことにしている。本当だ。昼は牛乳とビスケットくらい。ある日、事務所でそうしていたら、選挙用ビデオ撮影の面々がちょうど入ってきて、「こりゃいい絵だ」と写してくれた。おかげで「江崎さん、ビスケットで大丈夫?」と行く先々で心配の声をもらった。
 僕には持論がある。それは、地球上にいっぱい動物はいるが、おそらく人間以外の動物は常にお腹すかしている状態だと思う。それが自然の生業。百獣の王ライオンだってそう簡単に獲物にありつけるわけがない。人間だけですよ、一日大体決まった時間に三回も食事するのは。と思うのである。ホモ・サピエンスとしての野生の本能を磨く。そのためには空腹の時間をつくることが必要、ということだ。
 まあたいそうなことを言ってしまったが、早い話が食ってたら太るのである。基礎代謝が随分と落ちた歳からすればなおさら。油断してたら、すぐにズボンを新調しなければならなくなる。それは困る。金もかかる。

 さて、そんな僕がたまに食べる弁当が崎陽軒のシウマイ弁当なのです。焼売ではなくシウマイとカタカナ。ちゃんとパッケージにもそう書いてある。崎陽軒は横浜にある弁当会社のようで、結構古くからあるようだ。つまりあまり良く知らない。いつ食べるかというと、新幹線でお昼時に名古屋の方へ行く時である。丸の内南口改札から入り新幹線乗り場に向かう通りの右側に、崎陽軒専門の小さなお店がある。東京駅にはいっぱい弁当売場があるが、シウマイ弁当はここでしか買えない。他では売っていないと思う。結構、えらそうに商売している。
 以前選挙で神奈川県庁に行ったとき、昼食にこのシウマイ弁当が用意してあった。
 一緒にいたF委員長(当時)が、「組合の行事での昼食はいつもこればっかり」と自慢げに話をしていた。運動会が雨天中止になっても、「いいですよ」と引き取ってくれる。一日にはける数が半端無いから融通がきくそうである。
 「へ〜。すごいですね」と聞いていたが、神奈川の人にとっちゃやっぱ自慢の弁当なんだな〜と思ったのである。

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 シウマイ弁当といっても、メインのシウマイは5個しか入っていない。それも意外と小さい。以前は6個だったとかの話を聞いたような気がするが、定かではない。それ以外はほとんど変わっていないそうだ。これもFさんの話。
 測ったように、多分そうだと思う。弁当の上半分がおかず、下半分がご飯にわけられている。そしてなぜだかおかずスペースの真ん中に「あんず」が鎮座する。不思議、でもちょっと酸っぱいあんずは僕的には食事の締めにちょうど良いのだ。
 甘辛い味がよく染み込んだ筍煮。鮪の照り焼きも良い。これに鶏の唐揚げ、卵焼き、薄いがちょっと太めのかまぼこ。昆布に千切り生姜。どれもが絶妙のバランスで詰め込まれたまさにシウマイ弁当ワールドなのです。
 昨日、三重に行く時も買って、電車の中で食べました。だからこんな意味もないブログを書いてるわけであります。ちなみにさし絵もその時に描いたものであります。
 ただこの弁当、関東一円でしか手に入らない。残念。

2018-01-12 | Posted in 日記No Comments » 
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