2017-05-16

共謀罪も安倍改憲も葬ろう!

 今朝、立憲フォーラムの役員会を開いて当面の運動方針を確認した。
 その中で、5月3日の安倍総理の憲法改正宣言は焦点ぼかしではなく、用意周到に準備された本気改憲宣言ではないかとの見方を強めた。衆議院憲法審査会の自民党委員が急に本気モードになったそうだ。確かに危機意識を強めて対応した方が良いだろう。
 安倍改憲宣言の中身は日本会議が常々言っていた内容と変わりはないし、改憲よりも加憲、それもアメリカ的な加憲が良い、などどと思うリベラル派も結構多い。間違ってはいけない。彼らの本音は単に3項を追加するだけではないだろう。恐らく追加分の文言で1項、2項を無力化し、集団的自衛権行使を合憲化する。
 彼らは民進党も批判しにくい程度の内容で議論を吹っかけ、引っ張り込む。反対すれば左翼的護憲派のレッテルを貼って批判するだろう。仮に民進党が議論に乗れば共産党は民進党批判を強め、野党共闘は瓦解する。そんなことも狙っている。
 ここはとにかく安倍の改憲議論に乗らないこと。これが徹底できなければならない。
 集団的自衛権行使を強行し、自衛隊の違憲状態をつくった安倍に憲法改正の議論する資格はない。「安倍の改憲をゆるさない」の一点で闘う。
 特定秘密、安保法と続いた安倍強行路線に対する批判エネルギーはマグマのように人々の心に溜まっている。それに共謀罪。今週中に衆議院で強行されるかもしれない。そうなると戦場は参議院。特定秘密も安保も参議院での議論中に世論が高まった。その反対のうねりに「安倍改憲を許さない」「安倍に憲法を論じる資格はない」との思いを乗せる。
 自民党が急に動きを早めた背景には、3分の2を占める現有勢力中、つまり来年通常国会での発議も視野にあると考えられる。18年中には実施しなければならない衆議院総選挙とのからみもある。総選挙に国民投票をぶつけるか、もしくは憲法改正を争点に解散するかもしれない。小泉がやった郵政選挙のように。いずれにしてもスピードは速いと考えた方が良い。
 闘いはそこまで続く。集団的自衛権行使論議に乗った公明党は自衛隊合憲化の安倍宣言を否定できない。人に頼ってはいられない。今度こそ市民運動と政治闘争の合体がなければならない。

2017-05-16 | Posted in 日記No Comments »