2016-11-10

グローバリゼーションの終焉。

 結果が出てからだから何とでもいえるが、実は私は「トランプが勝つだろう」と思っていた。少しはブログに書いていたけど、これほど大差だとは。しかしイギリスのEU離脱と同様に外国マスコミの選挙分析はまたも大はずれだった。日本での選挙予想は当たり過ぎの感がある。日本国民の行動や回答がまともすぎるのか、海外マスコミの分析力が弱いのか。それともブレクジットの時も今回も意図的にマスコミが分析を外したのかはわからない。ただ今回も不可解なことはたくさんあった。米国マスコミのすべてといっていいほどがクリントン支持だったこと。そして極めつけは選挙戦再終盤でのFBIのクリントンメール問題の再捜査開始、そして直前での「訴追なし」の結果発表。FBIの動きはどうみてもクリントンに対する選挙妨害にしか見えない。投票日まで捜査を続ければクリントン支持者から「妨害」の批判が強まったであろう。直前の捜査終結でその批判をかわしたが、クリントン陣営にとっては直前の捜査再開が痛手だったことには変わりない。

 私がトランプが勝つと思っていた理由の一つに、以前のブログで紹介したジャーナリストの田中さんの分析があった。その分析は置いておいて、投票の直前も田中さんはトランプが勝つと言っていた。それに加え世界は露中米の「新ヤルタ体制」に移行すると予想していた。ヤルタ体制とは、第2次世界大戦後の米国主導での新世界秩序体制であったが、結局は冷戦開始でうまくいかなかった。とここまで書いて時間がなくなったので、ひとまず了とします。続きは次の機会にします。

2016-11-10 | Posted in 日記No Comments »