2016-05

オバマ広島訪問で衆議院解散の確率高まる。

 やはりが的中した。オバマ大統領の広島訪問成功は安倍政権の悲願であった。私は十中八九訪問するだろうと思っていた。大統領は就任当初の非核化演説でノーベル平和賞を受賞した。そしてその後の自らの8年間の一つの締めくくりとしては広島訪問が最高の舞台である。おそらく5月27日、大統領は世界に向かって再び核廃絶への人類の努力を訴える。その隣に安倍総理大臣がいる。二人にとって最高の舞台である。
 このセレモニーを、安全保障関連法案の採決強行や戦争のできる国づくりなどの批判を和らげることに政権はつなげよう。
 昨日のブログに書いたとおり「サミット祭」にこの上ない最高のイベントが加わった。もちろん大統領の広島訪問は歓迎すべきことであり、人類にとっても価値のあることだが、それが核廃絶にどう繋がるかは別物である。現実に北朝鮮の非核化に米国は失敗している。次期大統領候補は日本に核保有を勧めている。政治的セレモニーという価値観で日米の政治家二人の思いが一致したのだ。
 政権側のこんな動きに対して野党側の動きはさっぱりである。そんなんだから小林節教授らがしびれをきらして政治団体を立ち上げてしまった。参議選のしかも比例代表選ですらこんな状況だから、これに衆議選が加われば野党共闘は夢幻となるのは確実だ。
 民進党はやっと昨日、同日選をにらんで選挙対策本部を立ち上げた。遅すぎる。参議選の野党共闘も確立していない中でどうやって民進党単独で選挙対策が打てるのだろうか。
 支持率上昇や野党共闘で比例代表の当選者は増加しないだろう。自らの闘いで勝ち上がるしかない。

2016-05-11 | Posted in 日記No Comments » 

 

まだ「同日選あり」と思う幾つかの理由。

 マスコミの「衆参同日選」報道は最近随分とトーンダウンした。熊本地震の発生がその大きな理由だ。「こんな非常時に解散したら批判を受ける」ということだが、果たして安倍首相の心中は如何か。
 僕はまだ同日選ありという思いをなくせないでいる。その理由は一般的だが次のようなものだ。
 まず一つは、経済である。昨日の決算委員会で麻生財務大臣が「為替介入」に言及した。異例とも言えるこの発言には日本政府の苦しい立場がにじみ出ている。日銀の量的質的緩和もマイナス金利もうまくいっていない。株価も下がり、為替も円高に触れだした。その背景には米国のドル安誘導がある。麻生大臣とルー米財務長官との確執は以前のブログに書いたが、米国はこれ以上の円安を許さないし円高容認の思いさえ透けてみる。そこでの麻生財務大臣の為替介入発言なのだが、昨日も少々苦しい発言に思えた。つまりはアベノミクスはこれから時間が経過すればするほどそのマイナス部分があらわになってくる。遅くなればなるほど首相の解散カードを切るタイミングは無くなる。
 第2の理由は、サミットである。おそらくこれからサミットお祭り騒ぎ報道がエスカレートする。外交で得点を稼ぐのは安倍内閣はうまい。相当演出させるだろう。しかし内実は前述のように中身は芳しくない。日本にとって厳しいものになるだろう。サミットお祭り効果が続くうちにと思うのは当然だ。
 3つ目は熊本地震の補正予算が緊急上程され月内に成立することが、早々と与野党で決まった。東北震災のときとは大違いだ。あの時は自民党が抵抗した。背景には財務省がいて、「財源はどうする」というものだった。結果、震災復興増税の可決まで補正予算は組めなかった。復旧復興に対する与党民主党の姿勢が問われたわけだが、それからすると今回は速い。大型補正は地震だけではなく景気対策も盛り込まれよう。与党にとってはプラス要因である。
 最後に動き出した野党統一の足並みを崩すには「同日選」しかない。これも以前のブログに書いた。その状況は変わってはいない。いやむしろ「同日選無し」との安堵感が野党側、特に民進党にあって、参議選の選挙区調整に終始し総選挙対策への緊張感が無くなったような雰囲気は敵の思う壷状態ではないだろうか。
 補正予算を仕上げ、サミット効果で支持率UPの中で「増税先送り」を理由に解散に打って出る。野党統一の選挙戦の足並みは乱れ、政権に批判はあるものの小選挙区制度の特徴で得票率は下げても勝利する。破れかぶれ解散のようだが用意周到に計画された仕掛けではないか。そんな危機感を僕は持つのであるが。

2016-05-10 | Posted in 日記No Comments »