日記

戦争をさせない・9条壊すな総がかり行動の大きな成果。野党共闘の前進。

 「戦争をさせない・9条壊すな総がかり行動」実行委員会は昨日、衆議院議員会館内で1200万人署名の提出集会を開催した。同委員会は、昨年から取り組んでいる「戦争法廃止を求める2000万人統一署名」運動で今月頭までに1200万人分を集めた。
実行委員会は内閣に提出したい思いだが、自民党政権になってからは全く取り合わず、この日も両院副議長(つまり民進党出身)に提出した。私もこれまでの署名で何回も仲介役をやったが官邸はガンとして受け付けない。参議院総務委員会で一緒の磯崎首相補佐官(自民党)にも頼んでみたが「勘弁してよ」という声が返ってきた。
昨日の集会では民進党の岡田代表も参加し署名を受け取った。1年前では考えられなかったこと。海江田代表時代も何回も話をしたが議面前での誓願行動にさえ民主党の看板を出すこともできなかった(代表は問題ないというが国対で×になっていたようだ)。当時、このことは公にしてこなかった。知らない人はきっと歯痒い思いだったに違いない。
そして岡田代表はあいさつで「28の1人区ですでに合意。残りの選挙区でも必ず野党統一候補を実現する。そのことは野党党首間で一致している」とはっきりと語った。総がかり行動が進めた市民運動がなければこれほど政治が動くことはなかった。一人一人の熱意が政治を動かしたと言って過言ではない。政党が関与しない市民運動がここまで政治を動かしたのは初めてのことだろう。
その言葉を物語るように、民進党は香川選挙区(改選数1)で推薦を決めていた新顔の岡野朱里子氏(42)の擁立を取り下げ、共産党が公認している新顔の田辺健一氏(34)を野党統一候補とする方針を固めた。共産系を統一候補とするのは全国で初めである。これで32選挙区中29で野党統一が実現したことになる。残るは三重と佐賀だけになった。市民の力で政党を動かし巨大与党と闘える体制ができ上がりつつある。
FullSizeRender            集会であいさつするジャーナリストの鎌田慧さん

2016-05-20 | Posted in 日記No Comments » 
Comment





Comment