日記

ある物の売れ行きでわかる同日選の可能性。

 岡山、山口、長崎と回って昨夜東京に戻りました。今日は本会議です。
 さて、ブログで同日選の可能性を書いたら結構「いいね」をいただいた。そしてしばらくしたら野田前総理もどこかの講演で「同日選あり」の話をしたらしい。やっぱりそうでしょうと言いたいが、本当にそうなると混乱は必至だ。
 全国の自治体を回っていて思うのだが、まず前回行われた同日選挙の経験をしている人が相当自治体の現場を離れている。前回行われたのは1987年(昭和62年)なので、今の50歳以下の皆さんは未経験ということになる。
 1987年の同日選時の参議院比例代表選挙の方式は拘束名簿方式なので政党名で投票した。今の非拘束名簿方式は政党名でも候補者名でも良いが、総選挙の比例代表選挙は政党名でしか投票できない(候補者名では無効)。その違いが参議院比例代表での政党名投票数が多い原因となっている。同日選となればさらに混乱するだろう。開票作業も相当大変だと思う。よほど現場で指示系統がはっきりしておかないと結了は明け方近くになろう。
 そして新たに判明した問題は投票箱の数。一つの投票所に5つの投票箱が必要になる。知事選、県議選、市長選、市議選が全部一緒にあっても必要なのは4つだ。各自治体は30年も投票箱を保管しているだろうか?全国一斉にとなると相当、投票箱が足らないのではないかと思う。実際幾つかの自治体で「足りないよ」との声を聞いた。
 投票箱の製造が急ピッチで始まったり、売れ出したりしたら同日選の可能性が高まった証拠になると思ったりもしている。もちろん無いほうが良い。杞憂で有って欲しいものだが、野田さんも言っているのだから準備はしておくことにこしたことはない。

2016-05-17 | Posted in 日記No Comments » 
Comment





Comment