日記

ヘイトスピーチ対策法など7つの法律が成立しました。

 議員になって1年目の頃は成立した法律の説明を書いていましたが、忙しくなって徐々に手抜きするようになり今ではさっぱり。改選も近づいてきたので一念発起でやってみましょう。
 まずはヘイトスピーチに関してです。
 成立した法律は与党提案法に修正や附帯決議をつけたものです。
◯本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律案
 賛成221人、反対7人の賛成多数で可決。反対した議員や政党はいろいろですが、社民党から2人反対に回ったのは驚きでした。反対会派と議員名は次のとおりです。
日本のこころを大切にする党・・・中野正志、中山恭子、和田政宗
日本を元気にする会・・・山田太郎  この二つは自民より右の保守グループですから当然です。
社民党・・・福島瑞穂、又市征治
生活の党と山本太郎と仲間たち・・・山本太郎 ここも割れました。
実はこの法案の審議の前に民進と社民が協同提案したもともとのヘイトスピーチ防止法案の審議も行われ、こっちは自公の反対多数で否決されました。
◯人種等を理由とする差別の撤廃のための施策の推進に関する法律案
賛成67人、反対150人、共産党を中心に11人ほどが棄権で反対多数で否決。こちらの法案と与党法案の違いです。私たちがつくった法案は「日本国憲法」と「人種差別撤廃条約」の理念にもとづきを明記し、人種差別の禁止を規定しました。一方与党法案は、国際条約の理念を基本にしていないこと、人種ではなく本邦外出身者でかつ適法に居住するその出身者と限定し、不法滞在などの外国人などの差別は認める可能性を持っていることが問題です。
 どちらも理念法で罰則規定は無いのですが、与党法案の方がより差別対象を限定的したものとなっています。これらの不安は付則や附帯決議でなるべくカバーするようにしています。与党側もすべて飲みました。禁止する根拠法がなかったヘイトスピーチが「許されないもの」となったことは大きな前進だと言えます。

 ほか条約1本、森林法の改正など5本の法律が成立しました。時間が無くなったのでここまでですm(_ _)m

2016-05-13 | Posted in 日記No Comments » 
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