2016-01-13
「真っ赤な顔して反戦叫ぶ木守柿(きもりがき)」
1月13日の平和の句
鈴木 進(75)さん 愛知県刈谷市
金子 兜太 わが家の庭の柿の実をいくつか残して、木守柿とする。その実が例年になく赤いのは、反戦を叫んでいるからだ。柿の声を聞け。
東京新聞より
「きまもり」とも言う。「木守」とは、来年もよく実るようにというまじないで木に取り残しておく果実のこと。そんなまじないで取らずにいた柿の実が熟れて赤くなっていく様に自分の思いを重ねてみる。とうとうその柿は熟して落ちてしまうことだろう。でもその怒りは、落ちた実を啄む鳥や小さな虫たちや土地の肥料になり永遠に継続するのだ。民の怒りは怖いぞ為政者よ。
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