2016-01

Tonkajohn Vol2…風向き変わる永田町。

 昨日今日と世間を賑わすニュースが飛び出してきた。一つは昨日の甘利大臣の辞任、もう一つは日銀が追加緩和でマイナス金利に踏み込んだこと。どちらも安倍内閣にとっては劇薬だ。永田町の風向きが変わりだしたようだ。

◆これで終わらない甘利スキャンダル
 昨年の12月12日のブログに「今年は財務省と組めるかもしれない」と書いたが、本当に財務省の反撃が始まったかもしれない。そんな思いを起こさせる甘利大臣の突然のスキャンダルとスピード辞任だった。もちろんこれで幕引きとはならない。議員辞職まで行くのではないか。政治とカネのスキャンダルの火種は他にもあるし、他のスキャンダルだってある。強い官邸だからこそ守ってきたことが仇になる可能性がでてきた。
 安倍内閣は財務主導ではなく経産省が中心舞台にいた。経産軍団の筆頭格が甘利大臣であった。財務省からすれば苦虫を噛み潰したとような苦々しい日々だったに違いない。特に軽減税率の導入は財務の完敗だった。だから「今年は組めるか」との思いになったわけだ。軽減税率を入れるのであれば、来年の消費税増税は先送りでも良いと考えても不思議ではない。甘利辞任でダブル選挙の芽は消えた。順風満帆そうに見えていた安倍政権への逆風が吹き出した

◆黒田日銀の量的緩和。いよいよ泥沼の中に。
 今日の金融政策決定会合で日銀がマイナス金利導入を決めた。民間銀行が日銀に預けている一部の資金に0.1%の手数料を課す内容だ。0.1%は先に導入したECBと同じ率。今は0.3%まで下げているから日本でもそれを追うのだろう。金融庁の規制強化のせいで、ただでさえ銀行が投資という冒険をしない体質になってしまっている。量的緩和策に浸りきった金融機関にとってマイナス金利のカンフル剤は劇薬でもある。政策目標の物価2%上昇の達成時期も、21日の僕の質問には2016年末を中心にしてその前後と応えたが、今回発表はその悪い方よりもっと先の「17年度前半ごろ」とした。
 政策決定の採決も賛成5人、反対4人で総裁裁定で決まるぎりぎりだったようだ。アメリカも金利引き上げを先延ばしするほど景気の方は芳しくない。FRBの先延ばし決定も今回の日銀の大博打に影響を与えている。これで経済の好循環が生まれれば良いが、できなければ日本経済は泥沼の底なし沼に吸い込まれていく。同時にアベノミクスの失敗があらわになろう。政治と経財で風向きが変わりだしている。

2016-01-29 | Posted in 日記1 Comment » 

 

歴史に学ばぬ者の奢り久しからず。

 今朝(26日)の東京新聞の社説は両陛下がフイリピンへの慰霊の旅に向かわれることだった。「悲しい歴史を見つめて」と題したその文は、陛下の戦争の歴史を正面から見つめる姿勢にふれ、「過去を忘れないように」との思いではないかと結ぶ。以前私もこのブログで「人はみな平和を背負う旅人なり」という題を付け陛下の慰霊の旅と戦争責任を負う天皇家の思いを書いた。
 「この一年を振り返ると、さまざまな面で先の戦争のことを考えて過ごした一年だったように思います。年々戦争を知らない世代が増加していきますが、先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なことと思います」。
 これは昨年12月の誕生日記者会見で話されたもの。「さまざまな面で、戦争のことを考えてすごした・・・」の「さまざま面」とは、当然安倍内閣の暴挙も含まれると思うのが普通だろう。天皇の怒りとも感じ取れる一文である。
 さてその安倍首相のことだ。彼は自民党幹事長時代の2005年、『Voice』という雑誌の対談で「ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を2発も落として日本に大変な惨状を与えたあと、『どうだ』とばかり叩きつけたものです」と語っている。もちろんポツダム宣言は7月26日である。日本政府が同宣言への回答を後回しにした結果、原子爆弾が投下され、ソ連に戦争参加の時間を与えてしまった。これが史実。
 この認識のズレは恐ろしい。戦争に対する歴史感が決定的に違ってくる。しかも責任与党の幹事長にまで登りつめた政治家の認識である。立派な大人どころかいい中年になるまで、しかも国会議員になってまでそう思い込んでいたのだから罪は重い。
 天皇陛下の話は、国民ではなく安倍首相そのものに向かって発せられたようなものだ。そんな政治家が憲法改正を声高に唱える。恐ろしさの極みではないか。歴史に学ぶという知性を持ちあわせていない奢れるものの世は久しからず。いや「久しからず」にしなければならないのである。

2016-01-27 | Posted in 日記No Comments » 

 

TONKAJOHN Vol.1 

 1月21日の決算委員会での質疑で、賛否両論の意見をいただく。「もっと野党らしい質問をしろ」、「突っ込みが足りない」だったり、「冷静で紳士的な質問に、良い意味で大変驚きました。これから応援します」だったりと。正直「もっとやれたはず」の思いがあるだけに忸怩たる気持ちだが、先をみてがんばるしかないな。

◆宜野湾市長選挙の影響。
 昨日24日沖縄県宜野湾市の市長選挙が行われ、残念ながら辺野古移設反対派の新人、志村恵一郎氏が6000票足らずの差で現職の佐喜真淳氏に敗北した。前回選挙は900票ほどの差だったので今回は思わぬ差がついたことになる。しかし現職側の争点隠しの戦術は地元では批判されているようだ。知り合いの大城連合沖縄県連会長の話では「フェンスを撤去する」といったまるで基地移設反対まがいの選挙宣伝をしていたとのこと。争点隠しで、現職投票を躊躇していた少なからずの地元保守層の取り込みと「平和の党」の党是を捨てた公明党の統制が6000票の差の要因なのだから、官邸が意気込むほどの勝ち方ではない。闘いはこれからである。

◆益々追い込まれる黒田日銀。
 21日の決算委員会でマイナス金利の導入あるかの私の質問に対して、黒田総裁は先行して導入したECBの話をし、緩和政策の一つではあるとしたが、「アメリカはマイナス金利を導入せずに景気回復を行った」と話した。選択肢の一つだがアメリカができることを日本ができないはずはないという総裁の思いの現れだと解釈した人が多かったのではないか。加えてもう一つ理由もある。長いデフレの中で銀行は積極的融資に出れない体質になってしまった。特に地銀は再編をちらつかせる金融庁に怯え益々冒険しずらい。そこに異次元緩和のカンフル剤を与え続けられているのでマイナス金利になると一気に業績悪化しかねない。もちろん、年金や保険会社の運用利回りを悪化させる可能も高まる。そんなマイナス金利のデメリットを話をしたら黒田総裁は大きく頷いていた。しかし他にどんな緩和策があるのだろうか。そんなに国債購入の増額もできない。高まる追加緩和の期待だが市場の期待に反した緩和策であれば、市場は冷え込む。土壇場を迎えつつある黒田日銀である。

◆地に落ちた「法の番人」。
 2014年7月1日、安倍内閣は集団的自衛権行使容認の閣議決定を行った。戦後一貫して「違憲」としてきたことをひっくり返したのだから憲政史に残る大事件である。行使容認を決める前の6月30日、安倍内閣は内閣法制局に意見を聞いている。そのことに対し内閣法制局は「意見なし」と応えた。当然、法制局内で議論があり、それまでの「違憲」の考えをひっくり返したはずであるが、なんと内閣法制局はその一切の議論経過を公文書として残していない。公文書管理法違反も問えるものだと思うのだが、横畑長官は「決裁文書を残しているので法律違反には当たらない」と私の質問に応える。地に落ちた「法の番人」である。ならばすべての関連文書を提出せよと決算委員会で要請。それに向け参議院が動き出した。さあどうなることだろう。

2016-01-25 | Posted in 日記2 Comments » 

 

女子会は楽し。

一泊二日の旅を終えて北の大地を飛び立った。僕からしてマイナス3度とは相当な思いだが、旭川では暖かいということになる。やはり今季は暖冬なのだ。
旭川には地元上川だけではなく宗谷、留萌の仲間が来てくれていた。
午前中にJRの「スーパーカムイ」に乗って札幌へ出た。女性部の集会に参加する。
夜はその幹事の皆さんと夕食交流会だった。賑やかに飲み会は進み、2時間の時間があっという間に過ぎる。店の入口で記念撮影をし、「真っ直ぐ帰るんだよね」。「はいそうで〜す」。と別れて10分ほど。僕らはコンビニに寄ってからしばらく歩いた。すると目の前に女子会の集団。飲み屋さんに入ろうとするところらしい。
「あら〜江崎さ〜ん」と声がした。
なんと先ほど別れた面々である。結局帰るには盛り上がりすぎて、もう一軒となったようだ。
これも縁と合流することにした。それからは飲んで食べて。いや飲んで飲んでーーもちろん飲めない人はウーロン茶やジュースでーーちょっと食べての宴会が盛り上がったのは言うまでもない。盛り上がる女子会に別れを告げ、ホテルに戻ったのは10時半を回っていた。彼女たちは多分まだ終わっていない。
また楽しい思い出を貰った北の大地をたった今後にした。
そうだ。今度、稚内で飲もうと約束したんだっけ。そんなことを思い出し昨日の女子会の皆さんの笑顔を思い浮かべてみた。

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2016-01-24 | Posted in 日記No Comments » 

 

週末は北海道。

7:20分の飛行機で羽田を立って、旭川に着きました。外はちらほら雪。もちろん銀世界です。
外はマイナス3度と機内放送してますね〜^^;今夜は札幌泊まりです。
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2016-01-23 | Posted in 日記No Comments »