2015-09-18

新たな闘いが始まる。

 昨日16時過ぎ。解任動議のため安保関連法案審議の特別委員会委員長の任を解かれていた、鴻池さんが解任動議否決を受けて再び委員長席に着くといきなり法案採決にはいる旨の発言をする。用意周到に準備し淡々とその時を待っていた自公の屈強な(?)議員たちが、委員長席に雪崩れ込む。
 議事の進行に抗議する野党議員が委員長席に集まるのが通常の光景だが、この日は違っていた。
 騒然となる委員会室。ヤジと怒号。乱闘状態になる委員長席周辺。私もその中にいた。(この話はあとでゆっくり書くことにする)
 
 まともに寝ていない日が続き、声も出なくなった。しかしあと数時間でこの闘い、今国会での闘いは結末を迎える。間もなく日が変わる。
 圧倒的多数な与党を相手に多くの国民の支援を武器に闘ってきたが、予定された結末をひっくり返すことはほぼ不可能である。今、こうしていても国会周辺に集まった人々の声が聞こえてくる。悔しくてしかたがないが、自公とそれに尻尾を振った3野党の賛成多数で法案は成立し、1月26日に開会した第189国会は事実上閉じる。
 
 しかし国会は閉じても闘いは終わらない。安倍政権が目覚めさせた日本の民主主義の闘い、普通の国民の闘いは新たなステージに登る。違憲の法律があるだけだ。しかしこの法律に長い未来を与えてはならない。
                                             2015年9月18日 23時50分

2015-09-18 | Posted in 日記No Comments » 

 

「九条や風の宮から揚羽蝶」

9月18日の平和の句

野崎 憲子さん(61)  香川県さぬき市

金子 兜太  風とともに揚羽蝶が吹き送られてくる伊勢神宮の外宮別宮。その爽やかさこそ九条。

いとうせいこう  あらわれる蝶と、それが乗る風は人間と時代のようだ。まさに詩。

東京新聞より

 戦禍が現実の社会からすれば、ほぼ理想とも思える日本国憲法の前文と9条。それを70年間守ってきた日本国民も戦禍で苦悩する現実の国々の民からすれば、また夢の世界に住む民に見えるかもしれない。そんな民族だから風の宮から吹く風に乗った揚羽蝶に九条を重ねあわせる。現実を掲げ理想に唾吐く人々との戦いは現実のことだが、理想を掲げ続ける戦いが負けるはずがない。

2015-09-18 | Posted in 日記No Comments »