2015-09-02

またやります10万人集会。

 まずは成功と言ってい良いでしょう8月30日の10万人集会。
 主催者発表12万人、警察発表3万人の違いはあんまりなので、警視庁も政治的に動いたか、と見透かされた。12万人はわからないが、少なくとも3万人ではないことは確か。国会周辺のみでも優に3万は超えていたろう。
 僕は憲政記念会館の反対の国会図書館側の交差点に立って「過剰警備監視」の行動を行なっていた。午後2時半くらいになると、さっそく警官が記念館側への通行を封鎖しようとした。理由を聞くと、国会周辺の混雑が危険になってきたとのこと。まだ記念館側歩道が混雑しだしてはいない。警官側と問答していると上司が出てきて、危険がないように封鎖し信号が青になったら通します、となった。これは、記念館側が人で溢れたらここは完全封鎖されるな、と思って記念館側に移り、人の流れを誘導することにした。
 どれだけ先が詰まったかを確認に国会正門前の方に行くと、しばらく進むともうほとんど糞詰まり状態。戻って、「正門前には行けないと思ってください。引き返すか、憲政記念館公園に入って」と声を出しながら、横断歩道脇で誘導を続けること1時間。でも人並みは詰まることなく続いていく。
 どうなってるのと思っていたそんな時、「あの〜すいません。正門前に行くにはどうしたら」と初老の男性が声をかけてきた。「もう行けませんよ」と言いつつ顔を見ると、どこかで見た顔だ。またその男性が「できれば話してくれと言われたもので」と申し訳無さそうに言った瞬間にその顔を思い出した。ただ誰だか思い出せない。有名な人であることは間違いないのだ。
 「分かりました。僕が車道を誘導しますのでついてきて」とその男性と二人で車道を歩き出した。車道にはこんなに持ってこなくてもいいのにと思うくらいの数の警視庁のバスが数珠つなぎに駐車している。はた迷惑極まりない。おそらく車道に人を溢れ出させないためだろう。
 男性は僕の後をついていくる。まだ名前が思い出せない。どうしよう。
 え〜い。申し訳ないが聞いてしまえ、と「すいません。ファンなんですけど、どうしても名前が思い出せないんです。お名前はなんと」というと、「森村誠一です」と返事が返ってきた。
 森村さんを無事送り届け、再び持ち場に戻り誘導を続けた。相変わらず人は詰まることはなかった。カッパをきた僕の行動はこんな風にして終わった。
 
 国会前の道路が人で埋まったことをあとで聞いた。歩道から出させまいとした警備側の目論見を超えた人が押し寄せ、危険を感じた警視庁は封鎖を解除し車道を解放したのだった。その風景が翌朝の新聞の一面を飾ることになる。こんな写真絶対に取らせたくなかった官邸だろう。そのとき知ることになる。あんなに後から後から人が来た僕が誘導していた交差点だった。先はいけないなのだから詰まるはずと思っていたが、何の事はない公園を通って国会前の道路に押し寄せ、封鎖を解除させてしまっていたのだった。
 さて今日のこと、あの森村さんからお礼のハガキが届いていた。名前を忘れ恐縮し、先にハガキを出す前に先手を打たれてしまった。また失敗です。
 そのハガキには本文とともに、「12万白熱と化し9条立つ誠」とあった。先生、お名前を忘れすいませんでした。
 
 皆さん、総がかり行動が9月14日に60日ルールを睨んで、再び10万人集会を開催することが昨日決まりました。今度は月曜日だが、勢いは止まらない。成功させましょう。
 

2015-09-02 | Posted in 日記No Comments » 

 

潜水艦の売り込み謀る日本版軍産複合体。

 「利益集団が動かしているのが安倍政治です」のつづきです。
 NHKの朝のBS放送で世界各国のニュースをつまみ食いのように紹介するニュース番組がある。つまみ食いとは少々申し訳ないが、国内マスコミニュースでは取り上げられない各国のニュースが紹介されるので良く見ている。例えばウクライナ問題でのロシア側の主張が面白い。というか欧米の放送とは真逆である。
 さて話はそんなことではない。そのニュースが2週間前ほどになるだろうか、豪州政府と日本政府の密約疑惑を報道するオーストラリアのニュースを取り上げた。
 今、豪州政府は新しい潜水艦の調達を国家プロジェクトとして推進している。予算規模は4兆5千億円(雑誌FACTA7月号報道)らしい。このプロジェクトの潜水艦に純日本製の「そうりゅう型」が内定しているのではという疑惑である。ニュースには防衛省を中心とする日本側の売り込み団の記者会見も報道され、密約はないと否定していた。残念だがこんな重大なニュースも日本ではほとんど報道されないか扱いが小さい。朝のあまり視聴率のないBS放送で、しかもつまみ食い的手法だからNHKも取り上げることができたのであろう。もしそうならまだ少々のジャーナリズム精神が残っていると期待したい。
 1隻600億円のそうりゅう型潜水艦を10年間で12隻売り込み、関連技術供与を合わせた調達費は4兆円を超えると、先のFACTA7月号では報じている。成功すれば日本は米、露に続いて年間4千億円の世界第3位の武器輸出大国に躍り出る。開発した三菱重工や川崎重工などは日本だけではなく世界が市場になるから躍起であろう。
 米国は安全保障政策のリバランスで東アジアにシフトする。しかしこれまでと違って米国の手法は同盟国にそれなりの肩代わりをさせること。豪州は日本からしたら準同盟国であり、日米豪の安全保障上の関係強化は米国にとってはねがったりのことである。潜水艦の売り込みにはドイツとフランスも参入し三つ巴の合戦になっているが、米国の後押しを貰った日本が勝利すると思う。
 安倍政権の成長戦略は武器輸出三原則の見なおし後、着々と兵器市場への参入の道を広げている。経済優先の政治の流れは防衛装備庁(設置されれば潜水艦の交渉は庁が行うことになる)の新設という防衛省の肥大化を伴い、これまで日陰者だった兵器産業を陽の当たる場所に引き出そうとしている。
 アベノミクス、武器輸出三原則の見直し、集団的自衛権容認と安全保障政策の転換、法案の強行採決、全てが関連して動いている。安倍さんが動かしているようでそうではないと言っているのはこういうことだからだ。どんなに反対されようと法案は強行採決しなければならないのが安倍さん立場なのである。

2015-09-02 | Posted in 日記No Comments » 

 

「向日葵や兜太の文字のプラカード」

9月2日の平和の句

真鍋 倭文子(しづこ)さん(67)  岐阜市

いとうせいこう  「アベ政治を許さない」という気迫に満ちた文字は選者・金子兜太(とうた)氏の文字だが、あらゆる場所でこのメッセージが咲き誇っている。

東京新聞より

もう誰もが知っているあの文字。「アベ政治を許さない」の怒りあふれる文字は平和句の選者の金子さんの作だったとは知りませんでした。文字が書かれた画用紙くらいの大きさの紙が集会やデモで、向日葵畑のようにあふれています。もちろん8月30日の集会も。

2015-09-02 | Posted in 日記No Comments »