日記

「トーストの焦げ削り食ふ原爆忌」

8月6日の平和の句

若林 卓宣(たかのぶ 66)さん  津市

いとうせいこう  その焦げで思い至る悲劇。そのリアリティーを胃におさめて誓う不戦。むろん原爆忌のみならず、度々その思いに貫かれるのだろう。

東京新聞より

日々食すトーストが焦げている。70年前に原爆が焼焦がした広島の地。それが重なるほどの強烈なる思い。焦げをみる度に誓いを新たに。

2015-08-06 | Posted in 日記2 Comments » 

コメント2件

 もも | 2015.08.06 20:58

今日は広島の日ですね。
家に帰った瞬間に思いだし、テレビをつけましたがどこも戦争の報道なし。楽しいバラエティーばかりで、す、と心が冷えました。唯一NHKだけはしてましたが。
1日思い出さなかった私も、テレビ局も最低です。
私の祖母は80代で、祖父はもう亡くなりましたが二人とも広島の竹原、忠海(ただのうみ)で暮らし、祖父は大久野島という、地図から消された毒ガス島で毒ガスを作っていました。
今は安い国民宿舎とかわいいウサギのウサギ島となり、観光客がたくさんいます。外国人も多いです。地元以外、日本人はあまり知らないのです。
広島だと皆今日は黙祷を捧げています。他県では仕事中思い出す暇もない。本当は全国で黙祷しないといけないのに。つまんないからテレビ局も報道しない。
安保に揺れるいまも、気持ちが全然足りてない。まだ足りないですよね。
被爆者手帳の所持者は福岡にもたくさんいます。
せめて、広島の人を支えたカープと高校野球のように、オリンピックも誰かを救えばいいですが。
つぎは8/9ですね。

 etakashi | 2015.08.10 13:02

以前のブログにも書きましたが、記憶そのものが薄れることはなく、日々を重ねるごとに積み重なっていく新しい今日が厚みを増し、結果ある日ある時の記憶を心深くにしまい込ませる。でもその記憶は薄れたわけではないので何かをキッカケに鮮明に今に蘇るものだと思います。ももさんも僕もそんな人間の一人でしょう。そうでなければ人は常に哀しみの底で生きなければなりませんから。要はその記憶が日本や人類の歴史にしっかりと刻まれているかだと思います。ヒロシマやナガサキは先人たちのお陰で立派にそうなっていると思います。足りないことはありません。足りないとおもうことでもう随分前に進んでいるではないですか。共に頑張りましょう。江崎

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