2015-07-18

それでも支持率は下がる。崩壊が始まった。

白々しいとはこのことだ。

新国立競技場の建設を「白紙に戻し、ゼロベースで見直す。私が決断した」だそうだ。インタビューでそう話す安倍首相を見てそう思った。それは「国民、アスリートたちからも大きな批判があった」からだという。それは今始まったことではない。それまで一顧だにしなかったのは、あなたではないか。

しかも「見直しは1カ月前から検討していて、本日、五輪開催までに完成することがわかった」とまで言われれば、白々しいを通り越して、あきれかえってしまう。嘘だと見抜けないとでも思っているのだろうか。

つくづく唯我独尊、国民を馬鹿にしつくした人である。つい1週間前に「間に合わないから、これで行く」と宣言しのは他の誰でもない。あなたではないか。

同様に、菅官房長官は「安ければ安い方がいいと思う」と答える。

頑なに現行案を支持し推進していた森元首相にいたっては、「このデザインは、もともと嫌いだった。かたつむりみたいで」とのたまう。

首相が言う「私の決断」ですべてがひっくり返った。

こんな人たちに国の基本政策を任せていいはずが無い。

国民は見抜いている。支持率低下を案じての奇策だろうが、もう遅い。詭弁も欺瞞も超え、もはや詐欺に等しい政権運営だと見抜いている。

それでも支持率は下がる。もちろん見直しそのものは良いことだが、ここまでのやり方、そしてこの白々しい「見直し劇」でさらに下がるだろう。7月16日の強行採決が安倍政権の終わりの始まりだったことがはっきりしてきた。

国立が見直されるのであれば、戦争法案も見直してもらおうではないか。首相が決断すればできることが、これではっきりしたのだから。

 

2015-07-18 | Posted in 日記No Comments »