2015-03-02

空からの報告 絶景写真を2枚

飛行機の離着陸時に電子機器の電源を切らなくて良くなったので、これまで撮れなかった写真が撮れるようになった。

佐賀空港着陸の場合、大分県の国東半島あたりから九州に侵入する時がある。飛行機は阿蘇山を眼下に九州を横断する。外輪山を過ぎると間もなく有明海が見えてくる。以外と雲仙は近い。これだけでも天気が良い日は圧巻だ。

加えて、降下を始めると海面に碁盤の目のような規則正しい正方形の紋様があるのに気づく。海苔養殖用の竹竿(昔は竹だった。)がつくるこの風景はまさに故郷ならではのもの。

穏やか有明海は陽を浴びた海面を鏡のように光らせる。そこに海苔畑へ行き交う舟がつくる長く広がる波模様が加わる。

舟がつくる波は以外と消えない。無限とも思えるほど広がる。そのことを知ったのはこの風景を初めて見た時だった。

幾つかの舟がつくる波模様はそれぞれが重なり合い、複雑な波形を海面に残す。

海苔養殖の時季の有明海(夏場は竿は取り除かれる。)の日が沈みかけた頃しか見れない風景だ。

この前撮ったのが下の写真。もっと時間が経ち夕陽になればさらに綺麗になる。この日は遠くに霞んで雲仙が見えた。

 

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佐賀空港からの帰りだった。空港はあいにくの雨。

この日は全国的に雨マークがついていた。もちろん帰り着いた東京も雨である。

全国的に雨ということは国中を大きな雨雲が覆っているということ。その裏返しは雲の上に出ると、眼下はどこまでも雲が広がっているということ。

この日はずーっとこんな景色が飛行機の窓から見えていた。

雨降る灰色の下界の上にはこんな鮮やかな青と白の世界が広がっている。不思議な感覚になった。

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2015-03-02 | Posted in 日記No Comments »