2015-02-12

ローカルとグローバル

先だって国保労組の若い仲間の皆さんが事務所を訪ねてくれました。いろいろ質問をもらいました。

今の社会の状況は問題だと感じているし、組合の活動も大事だと思っているけど一体何をやったらいいのだろうと悩みも多い様で、そんな質問ももらいました。

話は変わります。もう10年以上も前のことです。

視察でドイツの片田舎の小学校を訪問したことがあります。その小学校は環境保護に力を入れていて、屋根には太陽光発電がのっています。廊下には子供たちにも発電量が一目でわかるような表示板が設置されています。

これだけでもすごいのに一番驚いたのは帰るときにみた校舎です。校舎の壁にはある言葉が大きく描かれていました。目を引いたので通訳の方にどんな意味なのか聞いてみました。

「グローバルで考えローカルで行動しよう」

描かれていたのはそんな意味のことでした。

驚きました。小学校です。地球規模で物事を考え、行動は身近なところでしよう、ということでしょう。

人間一人で生きているようで実はいろんな人の力を借りて生きています。地球規模で物が動く現代では当たり前のようですが、なかなかそのことを意識することはありません。例えば昨日食卓に並んだものも外国からの輸入なしで考えれられません。インターネットはもちろんのこと、ニューヨーク市場の原油の先物取引で決まる価格は私たちの生活に大きな影響を与えます。

小学校の再生可能エネルギーの取り組みは、家庭での節電の意識につながっていることでしょう。当然、自分の家での節電がCO2の削減になり、地球温暖化の進行に影響している、というローカルがグローバルにつながっていることも勉強していることでしょう。

先の若い仲間にこの経験を伝えました。
どんな政治が行われ、どんな政策が実施されているかを学び、身近なところで行動することが必要なんですね。きっと職場や家庭や地域にはいろんな問題があるはずですから。

 

 

 

2015-02-12 | Posted in 日記No Comments »