日記

こんな話をしようと思う。

ともにさきへさきへ 参議院議員の江崎孝です。私は国会議員となってこれまで、赤松広隆衆議院議員を代表とする「サンクチュアリ」という集団に所属してきました。それは、サンクチュアリが民主リベラル勢力の集まりだからです。今回で3度の代表選を経験しますが、グループの代表が候補となるのは初めてです。なぜそうなったか。それは、このままだと民主党の中で民主リベラルということば死後になるかもしれないという危機感があったからです。民主党の母体である旧民主党は、社会党も参加してできた民主リベラル勢力の旗頭でした。しかし、経験を積むごとにその思想が薄まり、政権についてからの民主党はご承知の通りです。

民主党が危機に直面しているときだからこそ、代表選で民主リベラルの思想を発信すべきであり、その考えを持つ勢力がどれだけ党内に存在するかを党内外にしめすべきだと考えました。しかし残念ながら、当初は推薦人20人の壁にぶつかりました。現職総理が相手の代表選で推薦人になることをためらう人、逆にメンバーで現職の推薦人になる人もいました。非常に難しかったのですが、なんとか20人以上を確保し今、闘っています。どうぞご支援をお願いします。

危機に直面しているのは民主党だけではありません。我が国の政党政治、いやガバナンスそのものが危機に直面していると感じます。

なぜそうなったのか。いや、もともと日本に政党政治など機能していなかったのです。戦後、復旧復興で高度経済成長に突入します。官僚が絵をかき、その決定は形式的に国会で政治が行い、実践は産業界が進める。これが我が国の基本的な体制でした。野党の社会党は国民の声を代表するかのように反対政党としての存在価値があっただけでした。これでは本当の政党の力は育ちようがありません。そのことが政権交代をしてはっきりしました。政党の力、私はこれを政党力と呼んでいます。政党力が日本の政党には養われていなかった。政党力とは、基本理念、政策力、組織力、実践力、そしてそれを行う人の力の総和です。この力がどの政党にも備わっていなかったことが、政権交代で白日の下に晒されています。国民の既成政党離れが始まりました。その流れが維新の会に向かっています。維新の会などもっと政党力が備わっていないことは明らかです。

私たちの運動は正念場を迎えています。いや、国民の民主主義を求める力や考える力が試されていると言っても過言ではないと言えます。戦前の我が国は決して民主主義国家ではありませんでした。20歳以上の男女の選挙が実施されたのは1946年からです。それから60年以上たちますが、国民が初めてその決定権を行使できたのは2009年です。

私たちの力が試されるのは、これからです。これからの日本をどうするのか。まさに普通参政権下で、民主主義国家であり、先進国である国に住む人々の力が試される、2010年代はそんな時代になります。あきらめたらそこで終わりです。労働組合という民主リベラルの旗頭が運動を終えた国は世界にありません。ヨローッパでは新自由主義との対決を今まさに行っています。

自治労に結集する仲間の皆さん、その力を今こそ存分に発揮するときです。働くものがもっと楽しく生きられる国をつくるため頑張りましょう。来年は相原久美子さんが2度目の参議院選挙に挑みます。これまでお話しした様な状況だからこそ、絶対の勝利が必要なのです。ぜひ戸守委員長を先頭に頑張ってください。そのことをお願いし、自治労広島県本部の団結と力がこの大会を通じて益々高まらんことを祈念してあいさつといたします。

・・・今日は自治労広島県本部大会に参加します。あいさつの時間があれば、こんなあいさつをしたいと思っています。途中参加だから紹介だけかもしれませんが(^.^)

2012-09-14 | Posted in 日記2 Comments » 

コメント2件

 秋葉政市 | 2012.09.14 22:30

毎日ご苦労様です。福島のことで話させてください。連絡いれます。赤松ガンバレ

 etakashi | 2012.09.17 7:45

秋葉先輩 ご無沙汰しています。
ありがとうございます。 よろしくお願いします。  江崎

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