2012-08

1票の権利orマニフェスト・・・選挙制度改革の行方

昨日夕方、党の政治改革推進本部総会が開かれた。議題は参議院選挙制度改正案の承認についてだ。衆議院の選挙制度改革案は昨日の特別委員会で野党欠席のまま民主党だけで採決し、「0増5減+40議席減」の民主党案を決定した。衆は各会派代表が集まって協議したが、全体合意ができずに民主党案の強硬提案、採決となったのだ。

一方参議院は議長のもとの選挙制度協議会で議論し、「定数削減無しの4増4減」でまとまった。さてややこしいのはここからだ。民主党過半数の衆では民主党案が単独で決定できる。しかし野党多数の参に送られても本会議で否決されるので、事実上成立不可能な改正案と言える。参の方は与野党合意の改正案だから本会議で成立する。参で全会一致の法案だから衆でも成立することになる。つまり参の選挙制度改革案はこの総会での承認を経ればほぼ成立する制度なのだ。問題なのは、マニフェストを守って定数削減を行う衆議院の改正案が成立せず、定数削減が実行できない参議院の改正案が成立すること。つまり民主党は「やっぱり約束を守らない」と批判されるのは必至。

だから参議院の案をすんなり了承する訳にはいかないという意見がでる。参議院の案も成立しない方がベターという論法にもなる。もっとも一番良い結果は両方の案が参議院で可決することだが・・・。

「不成立時、野党に責任転嫁」(東京)「1票の格差是正メド立たず。政治の背信行為だ」(毎日)「衆院選改革法案廃案へ、1票の格差放置」(読売)・・・と案の定今朝の新聞は与党に厳しい。

ねじれ国会では参では野党と妥協するしかない。衆では数の力で強行できるが、参で否決される。つまりどっちに転んでも与野党協議するしか方法はないのだ。しかし衆では(日記109「不思議な自民党」に書いたように)余りにひどい自民党の抵抗につきあっていては政権与党の責任が問われると強行採決した。

さてどう対応すべきか。

ねじれ国会である以上、衆での強行採決の結末は百も承知。一方、与野党逆転の参では「定数削減まで合意できなかった」これも事実。しかし少なくとも参議院では1票の格差是正が見えるところまできている。ここは最低でも格差是正だけは実現することが国会の責務ではないだろうか。もちろん総選挙を戦う立場となればそう簡単に承知はできないだろうが、国民の1票の権利が回復するかもしれない機会を政局で先に延ばすのであれば、まさに民主党はマニフェスト違反に加え更なる批判をあびることになるに違いない。

2012-08-28 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記109 不思議な自民党

衆参の選挙制度改革議論が白熱してきた。特に「近いうち」に解散をひかえる衆議院は深刻である。次回総選挙までに1票の格差是正を怠れば選挙そのものの違憲判決が出かねないからだ。とはいっても大政党と小党では有利な制度は全く違う。だから与野党で選挙制度改革をまとめるのは至難技といえる。加えて各党とも定数削減や区割りはしたくないのが本音。特に区割りの可能性が高い選挙区に有力議員を抱える自民党は、制度改革せずに次期総選挙をしたい。仮に選挙をやって違憲判決が出るのは、おそらく選挙後2年以降。それまでにもう1回総選挙すればいいと考えている様子。しかしそんなことは絶対口に出せない。だから民主党のせいにして事を進めない。与野党協議しようと民主党が持ちかければ、「まず与党が案をだすべき」として応じない。案を出せば文句を言って先延ばし。1年近く協議を重ねても案さえ決まらない。任期満了の総選挙も1年後に迫る。与党は責任がある。決めようと努力しなければそれでもまた集中砲火だ。もうタイムリミットとだと、6月中旬に民主党単独で衆院政治倫理・公職選挙法改正特別委員会に法案提出すれば怒ってご覧の様に審議拒否し欠席

その後も「我が党(つまり自民党)が対案出すまで審議には応じられない」と審議は空転。やっと1ヶ月後に定数削減をしない「0増5減」のみの自民党案(民主党案は定数削減40と0増5減)を提出されました。しかし、今度は自民党案を審議のテーブルに乗せない所謂「吊るし」を続けて委員会を7月中旬から約1ヶ月以上空転させる。

いよいよ民主党はもう待てないと民主党のみで強行審議に踏み切ったのが昨日のこと。そして今回も反発して審議拒否で欠席したのがこの写真。

ところが今回は我が党も甘くない。審議は粛々と進める。野党は欠席なので野党の質疑時間は、委員長が「〇〇君」と指名するが肝心の〇〇君は欠席なので質問できません。そこで〇〇君の質疑時間はそのまま無言のまま過ぎていくというもの。これを業界用語で「空回し」と言うそうです(初めて知りました。でもこんなこと何となく情けないな(>_<))。

こうやって委員会の時間が過ぎて、いよいよ明日は民主党単独の強行採決かと思われた本日午前中の最後。何と自民党が吊るしていた自らの法案の「吊るし」を降ろすではありませんか。従って明日は「空回し」などの異常な状態はなくなりますが・・・一体これまでの対応は何を目的にしていたのでしょうか?やっぱり単純に制度改革したくないという思いだけだったのでしょうか?あんまりわがまま言ってたら批判が出かねないと考えをかえたのでしょうか?

自民党は解散総選挙を早くしたいはず。だったら選挙制度改革を早くしないとだめな立場のはず。む〜、やっぱり不思議な自民党です。

 

 

2012-08-23 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記108 函館の海

昨日早朝福岡から戻り、その足で北海道函館に来ました。同期の公明党参議院議員(比例区)の横山さんの出版記念講演会に参加するためです。僕の他に民主党衆議院議員の近藤さん、自民党衆議院議員の田中さんと一緒です。なんで他の党なのにと思われるでしょう?実はこの4人は、昨年12月に南アフリカのダーバンで開催されたCOP17に派遣された衆参の代表団のメンバーです。ダーバンの会議は地球温暖化対策のポスト京都議定書を巡って、集団での日本叩きに会うという想定外の状況。これに何とか4人で力を合わせて対戦し、何とか我が国の考えを理解させることができたのです。そんなこともあり党を超えた仲の良い付き合いをさせてもらっています・・・というのがここに来ている理由です。他党の皆さんとのお付き合いも大事だと思います。
さて函館ですが、北海道とは思えない暑さです。今朝のこの景色、何か湘南のようですね。函館山が江ノ島に見えます。これから東京に戻ります。

そう言えば来週また函館に来るんだ(^^)


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2012-08-21 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記107 ももちでビーチバレー!夏、夏、夏、もうそこら中夏だらけ!


17日の12:00から、福岡市のももち浜で開催された福岡県職ユース部のビーチバレーボール大会に参加しました。もちろんあいさつだけですが(^^)
超晴天の超炎天下。絶好のビーチバレーボール日和(-。-;世界から夏が集まって来たような見渡す限り夏だらけの世界で、みんなワイワイ楽しそうにボールを追いかけています。やっぱり集まるっていいな~
途中ビールをすすめられて・・・車なのでとぐっとこらえました。
浜にあった茶店でマンゴージュースでしばしの涼を・・・


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2012-08-18 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記106 1日だけの中学生

8月11日は我が56歳の誕生日。お祝いの言葉の一つも聞くことなく(笑)朝早く東京を発ち福岡へ向かいました。今日は9時30分から久留米市で豪雨被災自治体との意見交換会を行います。

翌日は三橋中学校卒業生の5年ぶりの同窓会が開催されるため、午後から柳川市に戻りました。

やっぱり昔の仲間は良いです。(^.^)や頭は時の流れを如実に物語りますが、頭の中は昔のまま。あっという間に中学時代に戻りました。恩師4人も参加し、まずは校歌斉唱から始まります。

乾杯となると一気に座は賑わいます。あちこちで記念撮影も始まります。我がテーブルも男子が集まり、指を1本立てて「3年1組だ〜い!」。我が3年1組は優秀で男子女子合わせて20人近くが参加しています。少ないクラスはテーブル1つに2クラスだったりしていました。用意された円卓2テーブルに納まらないので田中君ひとりが別のクラスのテーブルに座ることになりました。必ずこんな割を食うやつが昔もいましたね。

男子と女子が集まり全員で記念撮影し宴は盛り上がっていきました。

しかし、仲間の配慮であいさつの時間を貰いしたが、その後の都合であいさつ後すぐに新幹線に乗るために退席(_ _。)・・・シュン。わずか2時間の「1日だけの中学生」でした。聞くところによると彼ら・彼女らはさらに盛り上がり。2次会、3次会と宴は続いたとか・・・。5年後また会おうぜ(ˆοˆ)!

※写真はクリックすれば拡大できます。

2012-08-14 | Posted in 日記No Comments »