2012-08-09

日記105 近い将来と近いうち

本当に政局は日々刻々と変わります。まるで山の天気のようです。野田総理は谷垣総裁との昨日の党首会談で解散総選挙の時期を「近いうち」と約束。谷垣さんはこれを了承し、自民党は不信任案、問責決議案の提出を思いとどまり、明日の参議院本会議で消費税法案の採決に賛成することに方針転換したようです。

「近い将来」と「近いうち」の意味の違いですが、両党首はどの程度の時期で折り合ったのでしょうか。「近い将来」では拒否し、消費税法案否決も止む無しまで強硬だった姿勢が、なぜ「近いうち」でひっくり返るのか全くわかりませんね。先ほど国会の廊下で合った公明党議員は、「年内では」と話していましたが、どうでしょうか。ベテラン民主党議員は「1年以内だよ」とも。

党首間で時期の裏約束ができていなければ、「近いうち」は消費税法案を成立させるための問題先送りの意味ということ。これでは谷垣さんの求心力は党内で益々低下します。9月の選挙で再選されるかどうか危ぶまれるところです。一方民主党も解散総選挙を「近いうちに行う」と野党と約束した党代表を代表選挙で再選させるのでしょうか?む〜益々難しい局面です。

国会は一寸先は本当にわかりません。両党首の再選がそれぞれの党内で赤に近い黄色信号ともなれば、ひょっとしてそれぞれの代表選前の8月中解散もあり得ます。

こんな不安定な国会状況を横目でにらみつつ粛々と国民のための政治を進めるだけです。今日は福島県の今後の課題整理と確認を福島県対策室で行い、午後は11日に福岡県久留米市で開く北部九州洪水被害の県内被害自治体からのヒアリングに向けての各省庁最終確認などを遂行!国民のために政治はあるのだ。

2012-08-09 | Posted in 日記No Comments »