日記

悪質な二重国籍疑惑報道。

蓮舫参議院議員の二重国籍疑惑報道は悪質だ。久しぶりのブログ再会はこのことから始めるぞ。国会閉会中でもあり少しサボっていたな、と反省しつつ。
岡田代表の唐突な代表選辞退を受けて、8月冒頭の臨時国会からいろんな人の動きが活発になってきた。そして今、選挙は大詰め。私は蓮舫さんを支持し選対に入って動いています。少し経過を説明すると。臨時国会の初日だったと思う。私が事務局長をしている政策グループ「サンクチュアリ」(リベラルグループや旧社会党グループなどと呼ばれている)の赤松代表を真っ先に訪ねたのが蓮舫さんだった。紙面の関係で詳細は省くが、これまで岡田代表に要請し岡田代表がこの間とってきた野党共闘や憲法、辺野古問題等の岡田路線の継承が我がグループの思い。そのあたりのすり合わせを行った上での支持である。

さて本稿の目的である二重国籍疑惑報道に戻る。取材して事実関係の確認もしないで、「疑惑」とし大々的に報道するマスコミの体質は毎度のことと言いながらうんざりする。

まず多重国籍を禁止している国は意外と少ない。日本はその少ない中に入るという事実も知っておこう。蓮舫さんは高校生の時に日本国籍を取得した。なぜ高校生の時だったか。蓮舫さんは父は台湾人、母が日本人。蓮舫さんが18歳で日本国籍を取得する前は日本は父系血統主義で母が日本人の場合は国籍が取得できないという、非民主的な国だったことも忘れてはならない。世界から非難を浴びていた。女性差別撤廃条約が批准され日本も加入したのが1985年。そのことで政府も重い腰を上げざるをえなくなる。母親が日本人の場合も日本国籍が取得可能になった。それが蓮舫さんが高校生の時だったというわけだ。つまりそれまでは日本国籍を取得したくても国が拒否していたんですね。

そこに日本と台湾と中国との関係が影響してくる。日本が外交上認めているのは中国の方。よって台湾国籍は中国国籍とみなされる。国交回復して間もない日中間。共産主義国家でもある中国との関係が微妙で、蓮舫さんが国籍取得した頃の日本は、日本国籍を取得した時点で中国国籍を離脱したものと判断していた。

つまり問題になっている台湾国籍の離脱などは、二重国籍を禁止している我が国政府が国籍取得時の条件にもしていなかったわけである。蓮舫さんの国籍取得は何の問題もなく政府が許可したもの。だから台湾国籍との二重国籍疑惑など今になってとってつけたようなイヤガラセでしかない。日本に生き残るガラパゴスなハイライトマスコミくらいしか恥ずかしくて掲載できないようなものなんです。

台湾国籍を離脱しているかどうかは二重国籍とはまったく関係無い。それでも小さい時にお父さんが離脱手続きをしたと思い込んでいたので、その事実関係を確認し、もし残っていれば再度離脱の申請を行おうというのが蓮舫さんのこの間の対応なのです。

イヤガラセのような報道で政治生命や人権を無茶苦茶にするマスコミは反省しましょう。

2016-09-08 | Posted in 日記No Comments » 
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