2015-03-04

神楽坂毘沙門天の思い出

東京にあるJR飯田橋駅の西口を出て右に行くとすぐに外堀通りに出る。ここが神楽坂下の交差点。

有名な神楽坂はここから始まる。kagura-saka1だらだらとした坂を登り詰めると左手に善國寺毘沙門天がある。

2月のとある日の夕刻。柄にもなくこの毘沙門天にお詣りした。

その2時間ほど前は九段下のホテルグランドパレスの喫茶に居た。岡部自治労本部委員長(当時)に呼び出されていた。

岡部さんの話は「2010年参議院選挙に自治労組織内候補として立候補しろ」というものだった。明日までに返事しなくてはならない。

岡部さんと別れ、様々なこと、例えば「外堀は埋められている」「断ればどうなる」などを考えながらとぼとぼ歩いたことを思い出す。

その日の夜は自治労本部労働局の仲間と夕食を神楽坂ですることにしていた。足は自然に神楽坂に向かったのだろう、どこをどう歩いたのかはわからないが、気づけば毘沙門天の前に立っていた。

あの年の大河ドラマは「天地人」。阿部寛演じる上杉謙信はことあるごとに洞窟内の毘沙門天にお参りしていた。ふとそのことを思い出し、悩める思いを神楽坂の毘沙門天に打ち明けたのだった。

あれから6年がたった。仕事も環境も一変したが、なんとか今の立ち位置で頑張っている。これも毘沙門天様のおかげか。

思えばあれ以来、神楽坂の毘沙門天には行っていないようだ。少々罰当たりだった。再びの推薦を得た身。初心に帰る思いで近々お参りしようと思う。k-2-2

2015-03-04 | Posted in 日記No Comments »