2015-02

日記255 始まりました選挙の準備

しとしと雨が降っていた22日の東京。

東京マラソンがスタートした頃、代々木のスタジオで選挙用の写真撮影の開始です。早いもので前回の撮影からもう丸6年です。

午前中はラフなスタイルでとの注文。出勤前の雰囲気を出したいということ。カーディガン姿で座ったり、シャツの袖をまくり上げて新聞を読んでみたりと様々なオーダーに応えなければなりません。これ結構きついんです。

そういえば6年前は「笑ってください」の注文になかなか応えられずに苦労しました。今回は2回目だし、この間の議員生活でなれたのかスムーズに撮影は進みました。

その分、ポーズのリクエストの多いこと多いこと。10時から始まって終わったのは夕方5時。正直疲れました。

出来がいいと良いのですがね。スタッフはプロですから、問題は素材です(笑)DSC_0150

2015-02-27 | Posted in 日記No Comments » 

 

国会同意人事 3名に反対の理由

今日の参議院本会議で国会同意人事の採決が行われました。でも、国会同意人事ってそもそも何だ、というくらいあまりしられていませんね。簡単に言うと政府関係や公的機関の委員や理事など偉い人を誰にするかを決めるときに、役人任せにしたら好き勝手に決めちゃうかもしれないので、国民の代表である国会で承認を得ることにしよう、というもの。
そこで、どんな職があるか。例えば今日決まった中でいうと、政府関係であれば中央労働委員会委員、公的機関であれば、あの有名な日本放送協会、NHKの経営委員会委員など。

今日は58名の人事が提案され、民主党はそのうち3名の人事に反対しました。その理由は・・・。

まず一人目。再就職監視委員会委員長になる「大橋寛明」さん。この方の前職は裁判官。昨年9月に札幌高等裁判所裁判長を退官しました。裁判官としての経歴はどうかというと、わたし的に注目を集めたと思うのが東京高裁時代です。
杉並区立図書館の雇い止め解雇の裁判で一審を支持し、原告、つまり解雇された側の控訴請求を棄却しています。む〜ちょっと問題ですね。

一方で例の東京都立高校の入学・卒業式で日の丸に向かって起立しなかったことでの裁判では、一審判決を変更し処分を取り消しました。こっちはやるじゃん、です。

とまあ判断材料はいろいろですが、反対した決め手は本人の経歴よりも、退官した日と新しい職責の関係です。新職は国家公務員の天下りを監視する機関のトップ。そこに公務員をやめてわずか半年の人がつくことは、ちょっと国民の常識からは外れてます。こんな人をここにもってくるなよ、という思いです。

二人目は簡単。一昨年のNHK経営委員会人事でも反対した同委員に再任される「本田勝彦」さん。前回はあの有名な百田尚樹さんとか長谷川三千子さんとかちょっと考え方も安倍さんよりで、お友達人事と批判を浴びたときです。幸い百田さんはお疲れになったの再任を辞退されました(長谷川さんは残っています)。本田さんは安倍総理の家庭教師だったこともあり、安倍お友達人事の関連で反対した人なんです。

三人目は日銀に関する人事です。「原田泰」さんを政策委員会審議員にしよというもの。この方、現副総裁の岩田さんとの共著もあるバリバリの量的緩和推進派の方。

岩田副総裁は2年前の自分の人事のとき、衆議院で「2年後の春に消費者物価の上昇率が2%にならなかったら辞任する」と豪語して副総裁になった方。2年後の状況はご承知のとおりです。そこでこの方「2%の目標は達成できなかった。しかし説明責任を果たせば辞任は不要である」とまた開き直りともとれる発言をして辞めずにいます。

さて問題は原田さんの方です。こっちも「日銀が国債を買えば政府債務を減らすことができる」と変なことを言う方。確かに日銀が政府債務である国債を買えば政府の債務は減ります。全部買っても両方を連結決算すれば行って来いでとんとんです。

しかし日銀には日銀券という負債があることは問題にしていません。加えて日銀は銀行から準備預金という民間資産も預かっており、これも負債。これらの負債は消えないので日銀の経営が悪化すれば当然民間資産に飛び火します。日銀の基本理念は「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資する」ことになります。
リフレ派で現総裁、副総裁と仲の良い人というつながりで選ばれた感がみえみえなのです。

以上のような理由で3名の人事に反対しました。

2015-02-25 | Posted in 日記No Comments » 

 

日記254 東京マラソン

昨日、東京は東京マラソンで賑わったようです(マラソンというものは沿道や影響受ける交通規制にはまらないと、全く意識することはないですから)。しかし、あいにくの雨でした。参加者の方はコンディション調整が難しかったと思います。寒くて大変だったでしょうね。ところが一夜明けた今日は爽やかと言っていいほど暖かな冬晴れです。そろそろ春に向かって街路樹の新芽も顔を出しているのではと思うくらいです。

雨の日のマラソンといえば、最近はウェアなども新素材で進化しているから昔ほどではないと思います。というのもシャツ一枚でも馬鹿にはなりません。6年前に熊本県玉名市の苺マラソン大会のハーフマラソンに出場した時のことです。もちろんハーフマラソンを走るのは初めて。時期も2月で一緒。天候も昨日と同じような冷たい雨がしとしと降っています。当時はまだ専門のグッズをそろえるほどハマっていなかったので、シャツはポロシャツでした。

折り返しまではそこそこ持ちましたが、後半、体力の消耗とともに水を吸ったシャツの重さが効いてきます。加えて濡れた重たいシャツは体にまとわりつき、ますます体力を消耗させました。その時になって初めてランニング専用シャツの持つ機能性がわかった次第です。

東京マラソンは世界的に完走率が高い大会とか。平坦で走りやすいのでしょうね。さて、私はといえば昨日は朝から夕方までのマラソン写真撮影でした。この話はまた次回に。

2015-02-23 | Posted in 日記No Comments » 

 

チャップリンの独裁者

ますます血気盛んになってきた。昨日の施政方針演説を聞いての安倍首相に対する思いです。
「日本を取り戻す」「この道しかない」「安定した政治の下で、この道を、更に力強く、前進せよ」「戦後以来の大改革」「日本は小さい国かもしれないが、国民みんなが心を一つにして国力を盛んにするならば、世界で活躍する国なることも決して困難ではない」「目指すは世界のマーケット」「TPP交渉はいよいよ出口が見えてきた。米国と共に交渉をリードし、早期の妥結を目指す」「国際競争に打ち勝つことができなければ、企業は生き残ることはできない」「日本は変えられる」「日本国民よ、自信を持て」・・・。
吉田松陰、岩倉具視、岡倉天心、吉田茂の言葉を引用し、自ら高揚感を高めつつ一気に演説し終えた安倍首相でした。
一言では言えば「国」を強く意識した演説だったように思います。ただ政策も多くちりばめられ、個別に見れば肯定せざるを得ないような表現でまとめられていて批判するとすれば「総花的だ」とか「中味がない」といった表現しかできないかもしれません。
しかし何か違和感があります。野党議員だからでしょうか。そういえば気合を注入した演説でありながら、心なしか与党席からの拍手も少なかった。応援の声も少なかった。かといって水を打ったように静かに聞かせている風でもないのです。
なぜでしょう。思いつくのは「感動」でしょうか。与党議員を奮い立たせるような、野党議員をうならせるような説得力のある演説ではなかったのです。意気込んで言葉が踊るだけ、敢えて言えば「裸の王様」のような、そんな雰囲気です。
首相は私たちが想像する以上に強がっているのかもしれません。
しかし首相の心情はどうあれ昨年の総選挙をくぐり自信をみなぎらせているのは事実であり、各省庁も勢いづく安倍首相の下、これまで実現できなかった様々な施策を成し遂げようと血道をあげているようです。
だから危うく、手強い、あぶない宰相になりつつあります。

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70年以上も前にチャップリンが映画「独裁者」で描いた皇帝のイメージにかぶってしまいます。風船の地球を弄ぶチャップリン皇帝は、積極的平和主義を声高に叫び、「日本を取り戻す」「日本は変えられる」「日本国民よ自信を持て」と呼びかける我が国宰相の独りよがりの姿とだぶります。愚かしいと思っていても誰もそれを止められない。
しかし映画と違うのは、映画の最後はチャップリン演じる皇帝の名演説で終わります。

「私は皇帝などなりたくない」で始まるあの演説です。チャップリンは呼びかけます。

Chaplin_Great_Dictator_final
私の声が聞こえる人たちに言う。「絶望してはいけない」と。
「民主国家の名もとに、その力を使おうではないか。皆でひとつになろう。新しい世界のために、皆が雇用の機会を与えられる、君たちが未来を与えられる、老後に安定を与えてくれる、常識のある世界のために闘おう」と。

民主国家「日本」の主人公は国家や宰相ではなく国民なのです。

チャップリンの名演説が見れます    http://matome.naver.jp/odai/2134432853759771901

2015-02-13 | Posted in 日記No Comments » 

 

ローカルとグローバル

先だって国保労組の若い仲間の皆さんが事務所を訪ねてくれました。いろいろ質問をもらいました。

今の社会の状況は問題だと感じているし、組合の活動も大事だと思っているけど一体何をやったらいいのだろうと悩みも多い様で、そんな質問ももらいました。

話は変わります。もう10年以上も前のことです。

視察でドイツの片田舎の小学校を訪問したことがあります。その小学校は環境保護に力を入れていて、屋根には太陽光発電がのっています。廊下には子供たちにも発電量が一目でわかるような表示板が設置されています。

これだけでもすごいのに一番驚いたのは帰るときにみた校舎です。校舎の壁にはある言葉が大きく描かれていました。目を引いたので通訳の方にどんな意味なのか聞いてみました。

「グローバルで考えローカルで行動しよう」

描かれていたのはそんな意味のことでした。

驚きました。小学校です。地球規模で物事を考え、行動は身近なところでしよう、ということでしょう。

人間一人で生きているようで実はいろんな人の力を借りて生きています。地球規模で物が動く現代では当たり前のようですが、なかなかそのことを意識することはありません。例えば昨日食卓に並んだものも外国からの輸入なしで考えれられません。インターネットはもちろんのこと、ニューヨーク市場の原油の先物取引で決まる価格は私たちの生活に大きな影響を与えます。

小学校の再生可能エネルギーの取り組みは、家庭での節電の意識につながっていることでしょう。当然、自分の家での節電がCO2の削減になり、地球温暖化の進行に影響している、というローカルがグローバルにつながっていることも勉強していることでしょう。

先の若い仲間にこの経験を伝えました。
どんな政治が行われ、どんな政策が実施されているかを学び、身近なところで行動することが必要なんですね。きっと職場や家庭や地域にはいろんな問題があるはずですから。

 

 

 

2015-02-12 | Posted in 日記No Comments »